表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狙撃手の日常  作者: 野兎
拠点
100/166

99 苦行

 そういえば大分痛いと思われる魔法陣を体に刻むのにHPが減ったままで良いのだろうか。超回復もあるからしばらくしたら回復するとは思うけど。


『大丈夫?』

「樹人の血が入ってるから痛覚が鈍いのさ」

 という設定だ。最近痛いこと多いし、痛覚設定を上げた方が良いかもしれないな。大体手が握りつぶされるなんて現実ではショック死レベルだからな。痛覚軽減がなかったら3日は見つからず腐乱死体で発見されることになるだろう。

 うちのヘッドギア通報機能ついてたっけな。ついてたら心臓止まった瞬間救急車来るけど。

 型落ち品だしな。ついてないだろう。


 だからといって痛覚を感じなくすると触覚そのものが失われるから不便なんだよな。

 まあ、何事も慣れだ。世の中には痛覚軽減がなしで前線に突っ込むような人だっているんだから。


 

 カグノが歩くたびに地面の草が焼けているのが気になる。火事とかにならないのだろうか。

 草の上を歩くだけでこんなことになるなら、屋内には上げられないな。絨毯や、木の床だったら焦げる。石ならば大丈夫かもしれないが。そういうところも改善してほしいものだ。炎の精霊を持っている精霊魔法使いはどうやってこういうことを制御しているのだろう。


「カグノ、防火靴とか履く気にはならないか?」

『わかんない!』

 わからないのか、そうか。やはり中身はカグノのままだな。

 カグノに鉄の靴とか履かせたら蹴りが酷いことになりそうだ。それに溶ける心配もあるな。1番良いのは本人に制御してもらうことだが、できないと思う。できてたら俺を触る時熱いままにしているはずがないだろう。

 熱を利用した乗り物とかできないのだろうか。俺のMPは消費するが、それだけでこれだけの熱を発するならかなり発電できそうだが。この世界で電気ってあるのだろうか。カラコさんもロボットみたいなもんだが、食べてるものは普通の生物と同じだしな。まさか太陽光発電というわけではあるまい。



 知り合いの機械を作れる人間といえば、ダークエルフがいる。


 ……今のところは何かで地面を燃やさないようにするしかないな。水をかけたらダメージ食らいそうだし。何か良い物はないか。


 防火……ヌメリタケ。思い出した。ヌメリタケのヌメリの部分には耐火性能があるんだった。

 あれをカグノに塗ればどうなるのか。上手くいけばカグノの表面だけぬめりで覆われて火が出ないってことになりそうだ。


「カグノ、少し実験に付き合ってくれないか?」

『うん?』



 ヌメリタケの周りについている大量の粘液。触るとひんやりとしている。火には耐えられそう……というより沸騰しなさそうだな。

 何だか気持ち悪いような気持ち良いような。とここで気付いた。これってローションじゃん。

 これをカグノに塗りつけるのか……。まあ、周りに誰もいないし良いか。これはあくまでもカグノがより良い生活を遅れるようにとの配慮であって、下心などは一切なかった。今はあるが。



 粘液まみれのカグノの手に触れてみる。

『うえ〜』


 俺の手がカグノに触れるが、熱くない。ずっと触れているとじんわりと暖かくなっているぐらいだ。そして粘液のついたところは火が抑えられ、素肌がだけの状態だ。カグノは嫌がっているが、我慢してもらおう。


「実験は成功だ! これでカグノも自由に動けるぞ」

『本当!? 頑張る!』


 やる気になってくれて助かる。しかしこれってどうやって取るんだ? 戦闘になってこの状態だったら戦闘力がグッと落ちるんだが。

 まあ今考える事ではない。


 手を塗り終わった後は、手首から肘。そして肘から二の腕までを塗る。

 ……さて、次はあれだ。

 おっぱいだ。


 緊張で腕が震える。こんなことがあって良いのか。

 NPC相手になら垢バンされないという情報は既に知っている。しかし論理的にどうかと言えば明らかに悪い。だから俺が今ここで殴られても仕方ない。


 俺は周りを注意深く見る。ヴィルゴさんが近くにいないか、それかネメシスか、いや、カラコさんでも殴られる可能性はある。そんなことをつい想像してしまうのは、何故だろうか。

 今なら誰も居ない。いける。やれる。

 お決まりのように殴られることはない。


 服を脱がさないで上から揉むのは俺の良心だと言いたいが、いざ殴られた時にわざとではないと弁解するためだ。ここが密室だったらまた違っただろう。というか、服なんか脱がせたら俺の理性が持たず大火傷するだろうからな。物理的な意味で。


「いっけぇえええええーー!!」

 乾坤一擲の大勝負。俺がリア充、いやVR充になれるかはこの1つにかかっている。これさえすれば、俺の中で何かが変わるような気がするのだ。




 俺は女性が全ての男性を魅了する秘宝に触れたはずだった。

 しかし俺の記憶には残っていない。

 ヴィルゴさんがいて裸締めをきめてきたとかそんな落ちではない。一体何が起きたのか。


 俺がカグノの胸に触れ、揉もうとした瞬間に俺の視界は閃光に満たされ、俺の身体にはさっき痛覚軽減MAXにしとけばよかったと思うような痛みが走ったのだった。



「一体何が……」

 何故か俺の身体の右半身は先程いた場所から離れた畑の中に埋まっている。掘るだけ掘っていて、何も植えていなかったからだろう。

 腕を引き抜きながら俺はカグノを探した。しかし俺の近くにはいない。


「HPも減ってるし」

 減っているどころではなく、後同じ攻撃をされたら死ぬというレベルである。

 もしや、今噂のギルドマスター暗殺か。ポーション飲んどこう。



 先ほどいた畑のあぜ道には巨大なクレーターができている。隕石でも落ちたのかと思われるその中心には龍槍が突き刺さっている。

 まさかこれはカグノのしわざか?


 そして人化状態が解けているということは、身体であるエウレカ号の体力以上のダメージを負ったのだろう。

 自爆したのか。

 俺が嫌すぎて爆発したというのはないと思うけど。


 一体何がトリガーだったのだろう。

 爆発が起きたのは胸に触れて揉もうとした時……まさかそこにスイッチがあったのか? 胸を押すと爆発する。

 どんなギャグマンガだ。


 ……しかしそれ以外には考え難いな。カグノの胸にそんな危険なものがあったとは。敵のギルドに捕まって、良い乳してるじゃねえか。とか言うシチュエーションになった時用だろうか。それか不埒な目的を働く相手を排除する用か。

 本人は拒否しなくても、種族的に無理とか。何なのだろうか。


 突き刺さっているカグノを引き抜き、自らの手を眺めるが、その感触は既に忘却の彼方へと去っている。


「諸行無常か……」

 俺の呟きは誰にも聞かれること無く、風に吹かれて飛んでいった。

 世の中そんな甘くないんだね。




「おーい、カグノ。起きてるか?」

 返事がない、ただの槍のようだ。


 さっきの自爆で体力を消耗していたんだろう。ゆっくり寝かせてやろう。

 もしかして死んでるんじゃないかとも思ったが、炎の刃は出ている。カグノの復活を待つことにしよう。というより槍が本体なんだから、壊れない限り大丈夫だろう。

 自動耐久回復もついているし。






「……大丈夫か?」

 ワイズさんにそう言われて気づいたが、ローブがボロボロに焼け焦げている。今度装備を受け取るついでにえるるに直してもらわないとな。俺が錬金術を取得しても良いんだが、やはり餅は餅屋だろう。



「色々あってな。気にしないでくれ」

 気にされたら困る。カグノにローションを塗りたくって、胸を揉もうとしたら爆発して道を破壊したとかどうして言えるだろうか。


 ワイズさんは準備をしていたのか、手に赤熱した鉄の棒を持っている。

「……じゃあ、始めようか」

 ちょっとそれはキツいような。え? それって明らかに拷問用具だよね。何、俺に焼き印でも入れるつもりなのか?


「……背中が良いな」


 しかし自分から言い出したから断れない。

 首の後ろにはもう何かの印が刻まれているが、背中全体に魔法陣を描くのだろうか。

 そういえば首のやつって何なんだろうな。師匠は危険とか言っていたが。今のところ何もないし。月の神の弟子であるカラコさんにはあるのだろうか。それとも俺のは魔女と月が混ざった結果とか? わからんな。いずれ師匠が明かしてくれることを祈ろう。


 俺は上半身の初期装備を外す。初期装備って脱げたんだな。知らなかった。男子が脱げるなら女子も脱げたりしないのだろうか。まあ、無理やり脱がしたら垢バンだけどな。

 自分から進んで脱がれても……俺が有罪になりそうな気がする。リアルで脱ぐように強要されたとか言われたら一発だろう。



 背中を出し、地面にうつ伏せに寝転がると、手足をスライムに抑えられ、口に布を噛まされる。

 一体今から何が始まるの? これって明らかにやばいことが起きるよね。おい、時計職人。助けろ! あ、目そらしやがったこのやろう。

「……いくぞ」

 え、いくの? ちょ、まだ心の準備が。アッーー!


 何分たったか。

 終わった頃には俺は呻くことしかできず、口からよだれを垂らしながら、ビクンビクンと痙攣しているだけだった。こんちくしょう。爆発より痛かったぜ? 文句を言おうにも痛みのせいで言葉を発することができない。


「……良くやったな」

 本当に頑張ったよ。これで何もなかったら俺はどうすれば良いんだ。寝転がっている俺の上にボロボロのローブがかけられ、手足を拘束していたスライムはウォーターベッド状態になった。痛む身体にスライムの身体が気持ち良い。


「ワイズさん、引き渡しが終わりま……えっ」

 カラコさんがやってきた。そりゃあ、敵襲とも思えない状態で俺が倒れて死にそうになっていたら驚くよな。


「シノブは……今は話せない状態……だな」

「えっ、え? 何が、起きたんですか?」

 見りゃわかるだろ? 拷問さ。

 すっかり忘れていたが、マゾヒストをセットしておけばレベルが上がったかもしれないな。上げたくもないし、使いたくないが。



「……シノブから言い出したことだ」

 ワイズさん、何故そこでぼかす。素直に拷問って言えよ。俺がどれだけ暴れたか知らないのか?


「その……具体的には?」

 ワイズさんは黙って宙を見上げている。UFOでも飛んでるのか? そして何故ごまかす。本人がいる前で誤魔化しても本人に後で文句言われるだけだろう。まさか恩が多すぎて俺が何も言えないのを知ってこんなことをしているのか? そうだとしたら知能犯だな。


「えっ、ええ〜!」

 カラコさんは何かを察したようだ。どうせロクなことでもあるまい。

 おい、時計職人、何か言ってやれ。俺のそんな視線に気づいた。時計職人は少しばかり迷ったものの、おずおずと手を上げた。

 手を上げないと発言権がないのか。哀れなやつだ。


「……何だ?」

「すみません、シノブさんはただ拷問にあっていただけで」

 そうそう、そういえば良い。色々と語弊はあるかもしれないが、あの状況を見た人の10人中9人は拷問だと言うだろう。残りの1人はドMだ。


「……拷問ではない」

 いや、拷問だったじゃん。

「本人が望んでしたことだ」


 そう言うと、時計職人も確かにそうですねと、また自分の作業に戻ってしまった。

 ……そう言われると何も言えない。確かに俺が提案したことだが。それでも逃げられない状態にして背中に焼けた鉄棒で魔法陣を刻むというのは充分に拷問になると思う。


 カラコさんは何が起きたのかわからず混乱している状態だ。

 ここは俺が一言言ってやらなければ。


 痛む体を起こすと身体にかかっていたローブが上半身からずり落ちた。


「し、シノブさ……裸ぁ?」

 カラコさん、声裏返ってたぞ。

 起き上がった俺の姿を見てカラコさんは自慢のスピードを活かし逃げていった。確かに俺の上半身は裸だ。しかしプールなどでは普通だろう。でも服を着ていると思っていた人が上半身裸だと驚くかもな。

 それともうら若き乙女というのは男の上半身でも恥ずかしがるものなのだろうか。



 カラコさんは今はどうでも良い。今はこの苦行の末に俺が何を得られたかだ。


「それで何を刻んでくれたんだ?」

「……初めてだから……簡単なやつだ。水魔法のアクアリング。……HPとMPを回復させる手段だな」

 それは便利そうだな。MPを使ってアクアリングを発動させて、MPを回復させるとはおかしな話しだ。他人にかけるのが一般的なのだろうか。

 試してみるか。


「アクアリング!」

 数秒後、俺達の間に流れていたのは冷たい空気だけであった。

 うわ、恥ずかしい。自信満々でエクスクラメーションマークがつくレベルで叫んだのに、何も起こらないとか。もう末代までの恥だな。

 叫んで、魔法が起きるのなら仕方ないとも思うが、叫んで何も起きないなんて中二病かそれ以上に痛い。


「やはり……プレイヤーは無理だったか」

 え? 無理なの? さっきのは正真正銘のただの拷問だったってわけ? 骨折り損のくたびれ儲けどころか。ただ俺の精神が壊滅的に摩耗したってだけだよ。全然儲けてない。

 

 そしてワイズさんが俺の背中を見て、致命的な一言。

「……治っているな」


 最初にちょっと描いて見て、治ったらやめるとかいう選択肢はなかったんですかね。

 システム的には普通に傷と見なされて、治ってしまうのか。


 時間もかかったし、疲れた。今日は少し早いがこれでログアウトしよう。トレントの問題も解決したし。

 とログアウトする前にカラコさんと明日の予定でも話すか。ローブを直しに行く時間は欲しい。ついでに逃げた理由も聞きたいしな。



「……すまなかったな」

 ワイズさんは謝ってくれたが、今更だ。別に謝罪はいらん。

「俺が言い出したことだ。じゃあ、俺はカラコさんと明日のこと確認したらログアウトするよ。んじゃあな」


 ワイズさんならいずれプレイヤーにも刻める魔法陣を生み出してくれるだろう。頑張ってくれ。しかし次に実験台になるのは嫌だがな。ウサギを実験台にしてからにしてほしい。



 カラコさんは探すこともなく、近くの角で背中を壁に預け放心していた。

「おい」

「し、し、シノブさん?」

 獅子シノブ? かっこいいな。どうせなら獅子王シノブと言って欲しい。まあ、冗談だが。

 カラコさんが凄く焦っているのが、目に見えて面白い。頭の触手もオロオロしている。


 何にそんなに動揺しているのか。俺の上半身にドキドキしちゃって、顔を合わせるのが恥ずかしいとかか? 果たしてそんな素振りは感じたこともなかったが、もしかして脈ありなのだろうか。


「一体さっきから何をそんなに動揺しているんだ?」

 直球が1番。

「いやいやいや、動揺しますよ」

 俺の想像していた反応と違うな。てっきり顔を真っ赤にして、何もないですとか言うのかと。カラコさんは機械人間だし、顔は真っ赤にならないけど。


「ヴィルゴさんだったら何も思わないぞ。というか、箱入りのお嬢様でもなければそんな動揺しないだろ」

 カラコさんが一日中ゲームしていても何も言われないお嬢様な可能性は充分にあるが。


「いえ、私はお嬢様ではないですが……そういうものなんですか?」

「カラコさんが動揺しすぎなような気がする」

「それが……男子校」


 それが男子校なのかは知らない。俺は共学だったんでな。でも男しかいなかったら、夏とか上半身裸になったりするんじゃないだろうか。女子校の女子が水着で部活をするみたいな。それってアニメの中だけ?



「……シノブさんは……ああいうことしなれているんですか?」

 ああいうこと?

 さっきからイマイチ会話が噛み合っていないようが気がする。カラコさんの真意は何なのだろう。俺は何かを試されているのか?


「しなれているも何も、初めてだが」

 あんなことを何回も経験したら相手が男でも男に責められる喜びを見出してしまいそうだ。

「しなれてるも何も、初めてだが」

「初めてなんですか……そういうのって創作物の中だけの世界かと思ってました」


 創作物?

 俺とカラコさんが想像していることが明らかに違うことがわかる。拷問なんて実世界でもよくあるだろう。アメリカの機関とかしてそう。後は忍者とかも拷問したりするんじゃないか?

 一体何を勘違いしているのだろうか。

 皆目見当もつかない。


 ……考えてみたが、わからない。

 ここは素直に最初からの成り行きを説明するのが、1番だろう。


「何か噛み合っていないような気がするから説明するが。武器とか物に魔法陣を刻めるなら、プレイヤーにも刻めるんじゃないかと思って背中に刻んでもらったんだ。だが、それが拷問並に痛くてな。あそこで呻いてたところにカラコさんが来たってわけだ」

 懇切丁寧に解説したが。

 カラコさんは固まったまま、動かない。フリーズしている。


「おーい、何を勘違いしてたんだ?」

 俺の言葉でカラコさんは飛び跳ねると。

「し、失礼しましたぁー!」

 また走ってどっかに行ってしまった。トレントの名前考えてもらおうと思っていたんだがな。

 それに明日の予定も。



 それにしても何を勘違いしていたのか。あの反応からしてカラコさんが言えないようなこと。要するに18禁な内容なことだと思うのだが。俺には思いつかないな。

 俺が思いつかないなんて一体カラコさんの脳内はどれだけピンク色なのだろうか。まあ、10代の女の子でそういうことに興味とか出始める時だから仕方ないとは思うが。


 トレントの名前はググッて良い物を探してこよう。


 じゃあ、ログアウトしよう。何かカラコさんが用事があったなら、また明日聞こう。

 ではおやすみなさい。

 ヌメリタケ

 食用にできるキノコ。湿って明るい森林の広葉樹の倒木に生える。茶褐色の傘を白色の茎を持つ。出来てから長い時間が経ったものほど品質が高い。生のままでは食べれない。おびただしい量の粘液を分泌している。粘液を火傷状態の患部に塗ると体力の減りを抑えられる。また体全体に塗ると高い耐火性能を誇る。炒めものなどで食べられる。稀にであるが似た見た目の毒キノコがあるために専門家以外の採取はリスクが伴う。比較的生命力が強く、栽培も容易。



ありがとうございました。

久しぶりにきちんと書ける時間ができて、前の短いやつも書き直したい!と思ったのだがやめておきます。最初に書き直すべきなのは最初のほうですね。書き直しませんけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ