『カイザーゴングの友にして強敵(とも)』リンドブルム
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】リンドブルム
【所属】現地人
【種族】直立巨大翼竜
【年齢】人間換算で27歳くらい
【職業】カイザーゴングのライバル兼星帝王ザカールの配下
【性別】雄
【外見】
頭部に水牛のような角、腹部に密集した鱗を持ち、前肢が小さな翼となっている体長20~30m程度の直立二足歩行体型をした翼竜か恐竜のような生き物。
もっと具体的に言えば『両腕がペギ○やチャ○ドラーの翼になっているゴ○スよりちょっと大きいサイズの古代怪獣ゴモ○』のような姿をしている。
頭頂部の角の生え際付近に『星帝王押印』が押されている。
【趣味】カイザーゴングとの戦い、日向ぼっこしながらの昼寝
【好きなもの】昼寝、カイザーゴングとの戦い、肉、
【嫌いなもの】昼寝や戦いを邪魔される事、『魔王の配下』になってしまった今の自分
【性格】
カイザーゴングと仲良く喧嘩する事を日々の日課にしており、お互いを『好敵手』と認識している。
人間の言葉を喋る事はできないが、カイザーゴングを初めエチーピア・ジャングルに住む知能の高いモンスター達とは問題無くコミュニケーションが取れる。
鳴き声・『ギシャアアアア!!』
【能力】
『直立翼竜』
両腕の翼を羽ばたかせて、台風のような突風を巻き起こす。
翼が小さめな為『飛行』は苦手だが、顎の力と鋭い牙で齢数千歳の古龍の鱗すら噛み砕いてしまえる。
また、口から火炎や光線等を吐き出す『息攻撃』ができない代わりに、頭部の水牛のような角を高速振動させる事で角に触れた者を粉々に粉砕する『振動波動攻撃』を使用できる。
【詳細】
アルカディア大陸南部のエチーピア・ジャングルに住む巨大ゴリラ・カイザーゴングのライバルである直立巨大翼竜。
自他共に『エチーピア・ジャングルの主』だと認められているカイザーゴングよりも、自分の方が『エチーピア・ジャングルの主』にふさわしいと考え、幾度も戦いを繰り広げている………といっても別に嫌いあっている訳ではなく、カイザーゴング共々お互いの力を認め合っている『好敵手』にして『強敵』であり、その戦いも端から見れば『仲良く喧嘩している』ように思えてくる。
イモドラシルやデンドロン、ジャングルシング等からは『喧嘩する程仲が良い関係』と認識されており、2匹の戦いはエチーピアとその周辺地域に住む者達にとって『お馴染みのイベント』となっている。
しかし、一年前の『異変』発生時。
その力に目を付けた『強欲の魔王』の一人・星帝王ザカールの権能『星帝王押印』によって洗脳されてしまい、以後『星帝王ザカールの配下』として大陸各地で破壊活動と殺戮に従事させられているのだ。
洗脳された状態でも彼自身の自我は残っており、『魔王の配下』として望まぬ殺戮を行う自分を『異界の勇者』に倒して欲しいと思っている。
一方でカイザーゴングを初めとする洗脳以前の彼を知っている者達(※大半が魔物)は、『罪を重ね続けている彼を、何とか救いたい』と思っている。
【備考】
実は元々アルカディア大陸の出身ではなく、アースM世界の地球・太平洋の孤島に生息していた怪獣の一匹。
卵の時に雷に打たれてアルカディア大陸に異世界転移し、そのままエチーピア・ジャングルで生まれ育った為、彼自身はこの事を知らない。
感想よろしくお願いいたします。




