『88代目トクダイラ将軍』ヨシムネ・トクダイラ
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】ヨシムネ・トクダイラ
【所属】現地人
【種族】人間
【年齢】48
【職業】葦原皇国・将軍
【性別】男
【外見】
元々は某『暴れん坊将軍』を思わせる凛々しくも猛々しい雰囲気を漂わせた偉丈夫だったが、現在では骨と皮だけのガリガリの状態に痩せ細り、髪と髭がボーボーに伸びた幽霊のような外見となっており、ボロボロに汚れた着物の下には拷問によるおびただしい傷痕がつけられている。
【趣味】鷹狩り、武術の鍛練、読書
【好きなもの】皇国の安寧と民の幸福、雑炊、帝
【嫌いなもの】帝に逆らう者、遊び半分に民の幸福を踏みにじる者、
【性格】
『葦原皇国の安寧』と『民の幸福』を心から願う為政者の鑑のような人物。
帝の代行として国を治める者として『自分に厳しく、他人に優しく』を実践し、万が一の非常時の為に武芸の鍛練も欠かさない。
一人称・『俺』(プライベート時)・『余』(公的場面において)・『某』(帝との謁見時)
イメージCV・松平健
【能力】
『将軍』
本来の統治者である『帝』とその一族に代わって、葦原皇国を治める為政者としての特権。
葦原皇国に住む全ての兵士・武者に対しての全権指揮を一任されている。
『文武両道』
日頃から剣術や弓術を初めとする武芸の鍛練に励んで肉体を鍛えており、大陸本土から取り寄せた魔術や錬金術関連の書物を読んで本職の学者に勝るとも劣らない知識を有している。
『信仰の巨神像・ブレイブマジン』
『光の神』が作った『勇者』専用武器『ブレイブ・アームズ』の一つ。
特に彼自身の能力とは関係ないが、便宜上記載する。
分類こそ『巨神像』とされているが、その外見は地球の日本製テレビアニメ等に登場する『和風の鎧武者をモチーフにした巨大人型ロボット』に近い。
全長はおよそ60m。
『信仰』の勇者が内部に搭乗(通称『ブレイブ・イン』)する事で起動し、乗り込んだ『信仰』の勇者の念じるまま『もう一つの体』のように自由に動き、武器や内部機能等も搭乗者の思うままに作り出せる。
ボディは『最強種』と呼ばれる竜やフェンリル狼からの攻撃ですら傷一つ付かず、万が一傷がついたとしても周囲の自然魔力を吸収して自動修復される。
ボディ胸部には『勇者の証』にして『光の神のシンボル』である『勇者紋』が描かれており、この勇者紋から放射するオレンジ色の光線によって一度に5000万人の負傷・病・呪いを治癒し、『魔王』によって破壊された街や自然も元通りに再生できるのだ。
遥か昔から葦原皇国の『帝』の一族と『将軍』を務めるトクダイラ一族が守護しており、現在は将軍の居城『ドーエン城』の地下に安置され、『帝の一族とトクダイラ将軍の者だけが封印を解く事ができる』とされる。
【詳細】
アルカディア大陸の東端に位置する島国『葦原皇国』を治める『将軍』を務めている男性。
正確には、本来の葦原の統治者である『帝』の一族に代わって実際の政務を取り仕切る為政者であり、現代日本で言えば『総理大臣』に相当する人物。
彼が当主を務めるトクダイラ家は、およそ2000年もの間将軍職を拝命している葦原で一、二を争う名門であり、彼はちょうど88代目のトクダイラ将軍なのだ。
一年前の『異変』発生時、『強欲の魔王』の一人・ムゲンサイが操る忍者軍団が葦原皇国各地で一斉蜂起を起こした際には、自らが囮となって年少者や女性といった一族の者と使用人達を逃がし、自身はムゲンサイの捕虜となった。
当初は死を覚悟したものの……ムゲンサイには別の目論見があった。
実は葦原皇国の『帝』と『将軍』の一族は、『異界の勇者』の専用武器『ブレイブ・アームズ』の一つ『信仰の巨神像・ブレイブマジン』を秘密裏に守護する役目を代々担っており、将軍の居城『ドーエン城』の地下に封印されているブレイブマジンを解放するには、『帝』と『将軍』が必要だったのだ。
『勇者』達の手に渡る前にブレイブマジンを破壊しようと企むムゲンサイに協力を申し込まれるも、『混沌の神の使いである魔王の軍門に下るくらいならば、死を選ぶ』と拒絶。
そのままドーエン城の地下牢に幽閉され、一年もの間
『帝一族の生き残りである皇子の居場所』
『ブレイブマジンの封印解除法』
の2つを吐かせる為に拷問を受ける日々を送っている。
しかし、どれだけ痛めつけられようとも鋼のような意思で耐え続けており、未だに何一つ情報を漏らしてはいない………が、さすがに体の方が限界を迎えつつある。
【備考】
万が一『自殺』などされないよう、ムゲンサイから『もしも自害したならば、貴様以外のトクダイラ一族の者を探しだし、我が配下として洗脳するまで』と脅されており、ひたすら拷問に耐え続けるしか選択肢が無い状態になっている。
感想よろしくお願いいたします。




