『魔王の軍門に下った生ける火山の化身』ボルケイオン

【名前】ボルケイオン

【所属】現地人

【種族】伝説の魔物

【年齢】約数百万歳

【職業】生ける火山の化身

【性別】雄

【外見】

背中に火山の噴火口を複数生やし、燃え盛る炎のような鬣と火で炙ったナイフのように赤熱化した左右計4本のサーベル状の牙を備えた黄色味がかったオレンジ色のライオン。

体長約500mという比喩抜きで『山が動き出した』かのような巨体を誇り、背中から生えた火山の噴火口からは常に黒煙や溶岩が吹き出している。

その額部には小さく『星帝王押印』が押されている。

【趣味】溶岩浴

【好きなもの】熱さ、地中の静けさ、温泉、グラオペル

【嫌いなもの】寒さ、冷水、氷、食う以外の理由で生き物を殺す者

【性格】

プライドが高く、基本的に人間や亜人種の事を『小さな虫のごとき存在』だと思って無関心を貫いている。

しかし『食う以外の理由で生き物を殺す者』は種族に関係無く大嫌いで、そういう相手には激しい怒りを燃やす。

実は人間の言葉を流暢に喋る事ができるのだが、上記の通りヒト型種族には無関心なので滅多に喋る事は無い。

一人称・『我輩』

イメージCV・中村獅童

【能力】

『生ける火山』

背中から複数生やした火山の噴火口から『黒煙』『火山弾』『溶岩』を放つ。

『黒煙』は吸い込んだ者を2～3秒で窒息死させ、

『火山弾』の一撃は『最強種』とされる竜(ドラゴン)の体にも深刻な火傷を与え、

煮えたぎる『溶岩』は人間の街を一瞬で焼け野原に変えてしまう………まさに『生きている火山』と言える存在。

『ボルケイオン・ファング』

口から2対4本生えたサーベルタイガーのような鋭い牙。

炙ったナイフのように赤熱化しており、世界最強の魔法金属であるオリハルコンをバターのように焼き切ってしまう威力を持つ。

『憤怒の斧・サタンハチェット』

『混沌の神』が作った『魔王』専用武器『サタン・ウェポンズ』の1つで、巨人しか持てないし使用できない程の巨大な斧。

およそ1000年前の勇者に頼まれて、『魔王』達の手に渡らないように守護してきた。

特に彼自身の能力とは関係ないが、便宜上記載する。

刃の部分がチェーンソーのような構造になっており、『最強種』と言われる竜(ドラゴン)の鱗や世界最強の魔法金属であるオリハルコンすらも紙切れのように切断してしまう。

更には『憤怒の魔王(ラース)』が持つ権能を強化し、一度に数千億もの生命体の『怒り』の感情を一気に暴走させる力を持つ。

【詳細】

遠い神話の時代からアルカディア大陸南部・サウディーヤ王国の砂漠地帯の最奥地に住んでいる伝説の『火』属性モンスター。

背中から無数の火山の噴火口を生やし、常に尋常ならない高熱と溶岩と噴煙を放っており、エルフを初めとする一部の亜人種からは『生ける火山の化身』とも呼ばれて恐れられている。

伝説では『サウディーヤの砂漠は、彼の放つ高熱によって大地が焼かれて産み出された』とされている。

何千年もの間、あまりの暑さに鳥すら近付かない砂漠の奥地で静かに暮らしていたのだが………一年前の『異変』発生時、彼の縄張り内に『強欲の魔王(グリード)』の一人・星帝王ザカールが襲来。

『魔王の権能』はおろか『自分自身の本来の力』すら抑えた、いわば『舐めプレイ』または『縛りプレイ』状態のザカールに一方的にボコボコにされた上に、ザカールの『権能』・『星帝王押印』によって洗脳され、ザカールの配下にされてしまったのだ。

以来、ザカールの命ずるままに人間の街や亜人種の村々を次々に襲撃し、文字通りの『火の海&灰の山』に変えている。

『星帝王押印』によってザカールの配下にされてからも『彼本来の自我』ははっきりと残っており、『魔王の権能に抗う事すらできずに『望まぬ殺戮』を行う自分自身を誰かに止めて欲しい』………と願っている。

【備考】

北方山脈に住む『冬をもたらす者』の異名を持つ伝説の『氷』属性モンスター・グラオペルに燃えるような恋心を抱いているのだが、『『火』属性である自分と『氷』属性である彼女とは、所詮結ばれない運命』という思いから半ば諦めている。

また、彼が長年守護してきた『憤怒の斧・サタンハチェット』は現在、星帝王ザカールが所持している………が、ザカールは『憤怒の魔王(ラース)』ではなく『強欲の魔王(グリード)』なので、ほとんど無用の長物でしかない。