『昭和40年代の少年ヒーロー』東 コウキ/閃光スパーク
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】東 コウキ/閃光スパーク
【所属】現地人
【種族】異世界転移者/人間/日本人
【年齢】18
【職業】元・小学生兼ヒーロー/現・冒険者
【性別】男
【外見】
旧ジャニーズ系アイドルを思わせる線の細い美少年。白いシャツに赤いスカーフと青いズボンを着用(東コウキ時)/赤・青・黄色のトリコロールカラーの近未来的デザインの強化服を着用(閃光スパーク時)
【趣味】音楽鑑賞、読書
【好きなもの】平和、人々の笑顔、母さんのポトフ
【嫌いなもの】平和を乱す怪獣/悪人/侵略者、特別な力を持ちながらそれを私利私欲に使うスーパーヴィラン
【性格】
困っている人を見つけたら、すぐに助けようとする優しさと、人々の平和や幸せを乱す悪人や怪獣を許しておけない正義感を持った少年。
昭和40年頃に異世界転移した為、『21世紀』の地球………特に日本に関する知識や常識は持たない。
一人称・『僕』
イメージCV:山口勝平
【能力】
『S.P.A.R.K』
科学者である自身の両親が発明した特殊強化服。
『スパーク』の掛け声と共に着用すると
・高速空中飛行
・宇宙空間を初めとする極限環境下での生存並びに活動
・ミクロ化
・両手から放つ鋼鉄も融解させるレーザー光線
・タンカーも持ち上げられる怪力
・五感の強化
・テレパシー交信
………等の7つの力を発揮できる。
元々10歳児用のサイズで作られた物なのだが、7つの力の一つ『ミクロ化』の応用で着用時に彼の身体サイズを縮める事により、18歳になった現在でも(半ば無理やりにだが)問題無く着用可能。
『スパークル』
専用マシン。
翼を広げた鳥を連想させるデザインと強化服と同じトリコロールのカラーリングが施されている飛行バイク。
二人乗りで、宇宙空間も飛行可能。
『アルカディア文字の読み書き』
6年もアルカディア大陸で生活している為、アルカディア大陸で使用される文字を読解可能。
人間の言葉の他、エルフやドワーフといった亜人種の文字も読める
【詳細】
アースH世界の日本において、俗に『ヒーロー黄金時代』とも呼ばれる昭和40年代に活躍していたヒーローの一人。
デビュー当時若干10歳の小学生だったのだが、科学者である両親が発明した特殊強化服『S.P.A.R.K.』を装着して、街を荒らすギャングや地球侵略を企む宇宙人に宇宙怪獣等と2年に渡って戦い続けた。
そして、最後の戦いで地球を救う為に自ら異次元空間に飛び込み、以後は生死不明・消息不明となった………のだが、実はアルカディア大陸に異世界転移して生き延びていたのだ。
当初は何とか地球に戻ろうと四苦八苦していたものの、そもそも『異次元空間を越えた先の異世界から地球に帰る方法や手段』が全く思い付かず、仕方なく大陸での生活を送る事となった。
幸いにも強化服と専用マシン『スパークル』は問題無く使用可能だった為、『自分に超人的な力を与える装備類を活かしつつ、元の世界同様に人助けを行える職業』として冒険者ギルドに登録。以後は『大型モンスター退治』の依頼等で生活費を稼ぎつつ、大陸各地の図書館を巡り歩いたり、各地から収集した文献資料をしらみ潰しに調べたりして『地球に戻る方法』を探していったものの…………結局ろくな成果が出る事はなく、異世界転移から6年もの月日が経ってしまった。
そんな時、『魔王』出現という『異変』が発生。
各地で暴れまわる魔物や殺戮を繰り返す『魔王』の配下達に立ち向かっていたものの、自慢の強化服や飛行バイクも『混沌の神』より『権能』というインチキ染みた力を与えられている『魔王』には今一歩敵わず、辛酸をなめる日々を送っていた。
そんなある日、『正義』の勇者の一人・吉爾 朗/原子力英雄アトミックエースとアリーシャ・カーフのパーティと遭遇。
朗/アトミックエースが『魔王』を倒す為に召喚された『異界の勇者』の一人であり、自身と同じ世界出身のヒーローでもあると知って意気投合。
朗と共にアルカディア大陸の人々を救い、可能ならば朗を初めとする『勇者』達が元の世界に帰る際に自分も便乗させてもらおうと考え、朗の仲間となった。
また、朗/アトミックエースや坂亀 涼介/ヴァッサーX等が『21世紀の地球』から召喚されているのに対して、自分は『昭和40年頃の地球』からアルカディア大陸に転移していながら体感で6年程度しか経過していない事、大正時代から召喚されている『節制』の勇者・斉藤 竹光や戦国時代から召喚されている『正義』の勇者・刈安 撫子/怪傑キリン剣士の存在等から『アルカディア大陸と地球等の他世界の時間は、必ずしも同じように流れている訳ではない』と考えている。
【備考】
アースH世界において、彼こと閃光スパークが自らを犠牲にして地球を救った事は歴史の教科書にも記載されており、異次元空間に飛び込む際に地球との最後の交信で発言したとされる『まだ死ねないよ。『男はつらいよ』の新作をまだ見てないもの』という言葉は『閃光スパークの遺言』として、ヒーロー養成学校の授業で必ず『当時の肉声音声付き』で紹介されている。
出身地である東京都府中市・大國魂神社の境内には、彼の魂を奉る霊廟が建立されている。
また、彼が着用する強化服に関する技術と研究は、多くの日本のヒーロー達が使用する装備や武器類の基礎となっており、ヴァッサーXが装着するSPスーツにも同様の技術が一部で使用されている。
感想よろしくお願いいたします。




