『異世界転生した新撰組局長』近藤 勇
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】近藤 勇
【所属】現地人
【種族】人間/異世界転生者
【年齢】37
【職業】元・会津藩お預かり京都守護職『新撰組』局長
【性別】男
【外見】
歴史の本等に載っている白黒写真そのままの容姿。
普段は着物姿で腰に刀を下げており、戦闘時にはかの有名な『誠』の字が印された段だら羽織を羽織る。
【趣味】お茶菓子を食べる事、剣の鍛練、読書
【好きなもの】武士としての誇りと栄誉、『誠』の心、死に別れた新撰組の仲間達、菓子等の甘味類、怪傑キリン剣士
【嫌いなもの】自身が『士道不覚悟』と感じる事柄、名誉無き死を遂げた前世、『魔王』を初めとする非道な輩
【性格】
前世において『斬首』という『名誉無き死』を遂げた事を未だに悔やんでおり、生まれ変わった今世では『武士として名誉ある死を遂げたい』と思っている。
しかし、決して『自殺志願者』という訳でも『死にたがり』という訳でも無く、心の底から『武士』に憧れ、『武士として生き、武士として死ぬ』事にこだわっている、根っからのサムライ馬鹿。
強面の見た目に反して面倒見が良く、小さな子供のチャンバラ遊びにも快く付き合う気の良いオッサン、という一面も持っている。
酒宴で良い感じに酔っ払たり、小さな子供達からせがまれたりすると、かの有名な『拳骨を口の中に入れる』特技を披露する。
イメージCV:藤岡弘、
一人称・『俺』(普段)・『拙者』(王族等の身分が高い人物と対話する際)
二人称・『お前、あんた、あなた、貴公』
【能力】
『剣術』
生まれ故郷の多摩で学び、幕末の戦乱の中で鍛え上げた天然理心流剣術の腕前。
異世界転生後も日々鍛錬を続けており、10体近くのオーガを容易く倒す程の実力を持つ。
『アルティメット虎徹マーク2』
前世からの愛刀である『長曽弥虎徹』をドワーフの職人に鍛え直してもらった刀。
『近藤勇が所持していた虎徹は実は贋作だった』というのはわりと知られた話ではあるが、ドワーフの鍛冶師によって鍛え直された事で『最強種』と呼ばれる竜の鱗を紙切れのように切り裂く程の『切れ味』と、オーガやミノタウロス等の怪力自慢の亜人種が力を振り絞っても折れず曲がらない程の『耐久性』を持つ、正真正銘の虎徹以上の『魔改造刀』に進化している。
ちなみに『アルティメット~マーク2』の部分は鍛え直したドワーフの職人が勝手に付け足した名前で、彼自身は単に『虎徹』と呼んでいる。
【詳細】
江戸時代末期の日本、後に『幕末』と呼ばれる動乱の時代に京都で活躍したかの有名な剣客集団『新撰組』局長その人。
史実で語られている通り、明治元年4月25日(西暦1868年5月17日)に新政府軍によって板橋で斬首されたのだが………ふと気がつけば、『京都時代の新撰組の装備』(段だら羽織&『誠』の旗&虎徹)を身につけた状態でアルカディア大陸に異世界転生していたのだ。
自分がおとぎ話のような異郷の地に転生した事を知ると、この事態を『斬首という『名誉無き死』を遂げた自分が、武士として改めて『誉れある死』を迎えられようにと神仏が与えし好機』と解釈し、今度こそ『武士として生き、武士として誉れある死を遂げる』事を目標に大陸各地を宛もなく旅している。
『異変』の発生後は『『魔王』という無辜の民草を苦しめる非道な輩共に屈服するは、士道不覚悟』と判断し、段だら羽織と『誠』の旗を装備して『魔王』の軍勢と戦っており、現在は『堅固』の勇者・獅子皇丸 杏虎、『節制』の勇者・斉藤 竹光とパーティを組んで行動している。
【備考】
実は幼少期からの怪傑キリン剣士こと刈安 撫子の大ファンで、憧れの怪傑キリン剣士が『正義』の勇者としてアルカディア大陸に召喚されている事を知ると『一度で良いから、是非とも手合わせ願いたい』と思っている。
また、杏虎を初めとする日本出身の『異界の勇者』達から『自分が斬首された後の日本の歴史』、そして弟弟子だった沖田総司や盟友であった土方歳三の最後等を聞いており、『同じ死ぬなら、先にあの世にいるであろう歳三や総司、それに新撰組の同志達に恥じない死に方をしたい』と改めて誓っている。
感想よろしくお願いいたします。




