『若きドワーフの女鍛冶師』グラナーティア・ガラール
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】グラナーティア・ガラール
【所属】現地人
【種族】ドワーフ
【年齢】250(人間換算で25歳くらい)
【職業】鍛冶師
【性別】女
【外見】
天然パーマがかかったオレンジ色の長髪を2本の三つ編みにまとめ、口元にオレンジ色のチョビ髭を生やした小柄な女性。
普段はゆったりとした黄色い長袖ワンピースと焦げ茶色のベスト、仕事中は薄汚れた黄色い革製繋ぎの作業着を着用。
全体的な身長と体格は現代日本の中学2年生女子と同じくらいで、胸のサイズは大中小で言えば『ギリギリ中よりの小』。
【趣味】鍛冶仕事、鉱山巡り、武具作り、『異界の武器』に関する研究
【好きなもの】鍛冶仕事、自身が作製した武器や道具類、鍛冶場の熱気と臭い、一仕事終えた後のリンゴジュース
【嫌いなもの】自身の体型、武器の価値を『実用性』や『機能性』ではなく『外見』と『ブランド名』で判断する貴族、酒類、
【性格】
ドワーフとしては平均的な、鍛冶仕事に『生き甲斐』と『情熱』を燃やす生粋の職人。
ドワーフ基準で言えば『ガリガリのやせぽっちでペチャパイ』な自身の体型(※人間基準で言えばスレンダーかつ魅力的な体型をしており、胸もどちらかと言えば普乳)にコンプレックスを抱いている。
また、ドワーフとしては珍しく下戸であり、『おちょこ一杯分の蜂蜜酒』を飲んだだけでも昏倒してしまう程に酒が苦手。
一人称・『私』
イメージCV:茅原実里
【能力】
『ドワーフ』
種族としての特性。
大半がずんぐりむっくりで三頭身に近い体型をしており、大人でも『人間における10代前半』程度の低い身長しか持たない。
『魔法の習得と行使』が苦手な反面、
・自身の体より5倍は大きな岩石も軽々と持ち上げられる程の『怪力』
・大砲の弾が直撃しても『ちょっと痛い』程度で済んでしまう『頑丈な体』
を持ち、物理的な戦闘力は高い。
手先が器用かつ『鍛冶仕事』が本能的なレベルで得意分野であり、『ドワーフの職人が作った武器は人間の職人が作った武器の20倍の威力がある』とも言われている。
男女の性別に関係無く『濃い髭』が生える体質で、『立派な髭を持つかどうか』がイケメンやハンサムの基準。
近年の若い女性ドワーフ(※200歳から300歳代)の間では『チョビ髭』が流行している。
成人を過ぎた者の大半が『大酒飲み』であり、麦酒やワインを『命の水』と称して常飲している。
『エルフと仲が悪い』というパブリックイメージがあるが、ここ500年程は両種族同士で互いに交流を深めており『個人的な信条や価値観』等を除けば、そのような差別的慣習は『古臭い考え』となりつつある。
平均寿命は800～900歳。成長や老化の速度は人間の10分の1程。
『鍛冶師』
鍛冶師としての実力。
まだ独り立ちしたばかりの駆け出しながら、『人間基準における一流の職人』にも勝るとも劣らない腕前を持つ。
また、『銃』や『ミサイル』といった『異界の武器』に関する研究と解析を独自に行っており、アルカディア大陸では稀有な『実際に使用可能な拳銃用の銃弾』を製造可能。
ただし、工場のような『機械作業による大量生産』ではなく『手作業によるハンドメイド』であるため、一度に生産可能な銃弾の量は限られている。
『ドラゴン砕き』
自分で戦う際に使用する武器。
『希望』の勇者・八神 そうが持つ『嵐を統べる戦鎚』とほぼ同サイズの巨大な戦鎚。
元々は彼女の鍛冶の師匠が、まだ独り立ちしたばかりの頃に製作した物。
鎚頭から柄頭まで一片残らず総オリハルコン製で、『ドラゴンを砕く』という名前の通り、一度振り下ろせば『最強種』とされる竜の鱗すらも粉々に粉砕する威力を発揮する…………のだが、材質や大きさの関係によりドワーフ、ミノタウロス、オーガといった『デフォルトで人間離れした怪力を備えている種族や生物』にしか『装備』はおろか『持ち上げる事』も不可能な重量になっており、『失敗作』として長年倉庫の奥で埃を被っていた曰く付きの品。
ドワーフである彼女にとっては『ちょっと重いかな……？』程度にしか感じない為、戦闘時には重宝している。
【詳細】
鍛冶仕事を得意とし、短躯と濃い髭が特徴的な亜人種『ドワーフ』の女性鍛冶師。
一族の中ではまだまだ駆け出しの新米ながら、独自に『異界の武器』の研究と解析を行い、『実用可能な銃弾』を製作できる程のセンスと技術力を持つ。
『異変』発生後は対魔王の義勇軍やレジスタンス、生き残りの冒険者や光神教会残党等の勢力に率先して武器を提供している。
実は『堅固』の勇者・ジョージ・ウォーカー/カーネルUSAに『愛用武器である『2丁拳銃』用の銃弾を提供しているドワーフの鍛冶職人』とは他ならぬ彼女の事で、カーネルの他にも幾人かの『勇者』達から時折『武器の整備や点検』、『破壊された武器の修理/修復』等の依頼を請け負っている。
本心では『本来この世界とは縁もゆかりも無い『異界の勇者』達に戦ってもらうのは忍びない』と思ってはいるものの、『魔王』やその配下達は『勇者』でなければ倒せないことも自覚しており、『せめて勇者達が魔王やその軍勢を打倒して元の世界に無事帰れるように、どんな魔物も倒せるような武器を作ろう』と考えて、日々武器を作っている。
【備考】
一眼巨人の鍛冶屋・ブロンテスとは、かつて同じ師匠の下で鍛冶の修行を積んだ兄妹弟子であり、彼が『魔王』の配下として人々の殺戮に加担した上、『巨人用の武具類』を『魔王』の軍勢に提供していたという事実に、未だにショックが抜けきれていない。
感想よろしくお願いいたします。
