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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 現地人編(第1部)
453/554

『自由を愛する空中海賊の船長』キャプテン・アヴィール

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。


【名前】キャプテン・アヴィール

【所属】現地人

【種族】異世界転移者/エルフ

【年齢】約数百歳

【職業】空(中海)賊兼飛行海賊船『ティル・ナ・ノーグ号』船長

【性別】男

【外見】

黄金色の髪を肩まで伸ばしたエルフの男性。

黒い繋ぎと青いジャケットを着用。

顔には刀傷があり、右目には眼帯を装着。

【趣味】今は亡き家族との思い出に浸る事、オルガン演奏

【好きなもの】『自由』と『誇り』、今は亡き妻と子供、ティル・ナ・ノーグ号とクルー達

【嫌いなもの】理由も無く弱者を傷つけ命を奪う者、戦争

【性格】

何よりも『自由』を愛し、仲間の為ならば自分の命すらも投げ出し、自らが定めたルールに厳粛な誇り高き男。

イメージCV:浪川大輔

一人称・『私』

【能力】

『ティル・ナ・ノーグ号』

自らが作り上げた巨大海賊飛行船。

全長約150m・重量2800t。

彼が持てる知識を総動員して作り上げたマゴニア天空諸島世界における最高水準の飛行船。

直線的で角張ったクジラのような外観をしている。

反重力発生鉱物『フライニウム』を燃料源としており、ワイバーンやグリフォン以上の速度で飛行でき、最大200人のヒト(人間・亜人種問わず)が搭乗可能。

攻撃用に『ロケット弾』『光線砲』等の武装を装備している。

艦内は意外と広々としており、キャプテンの私室を初め、乗組員室、食堂、厨房、機関室、医務室、浴場はもちろん図書室や美術品を初めとするキャプテンのコレクションを収蔵した部屋、全面ガラス張りで空を380度一望できる広間……等が存在する。


『武術』

各地を巡って修得した格闘技や戦闘技術。

ほぼ達人レベルに達している。


『錬金術』

異世界における工学系学問に関する知識一式。

その知識量は本職の学者と同等レベルであり、ティル・ナ・ノーグ号もその知識を活かして自ら設計&開発した。


『マルチビュート』

自らが発明した専用武器。

鞭形態と長曲刀(サーベル)形態に変形する。


『ティル・ナ・ノーグ号クルー』

彼に付き従う船員達。

元々は十数人程の少数メンバーだったが、現在では50人を数える大集団となった。


『反マゴニアシンドローム』

マゴニア天空諸島出身者が長期間『マゴニアとは異なる環境下の場所』で過ごすと発現する、一種の『拒絶反応』。

『くしゃみや鼻水が止まらなくなる』『目の痒み』といった花粉症のような症状から始まり、

『発疹』

『喘息の発作』

『手足の痺れ』

『異環境下の飲食物を摂取できなくなる』

『マゴニア出身ではない生物に触れただけで火傷のような傷を負う』

といった症状が段階的に発現していき、最終的に『吐血や鼻血を度々繰り返す』ようになって死に至る。

近年(※アリシア&ブルースの世代)は『症状を抑制/緩和させる薬品』が一般流通し『若年層への予防接種注射』が徹底化されているが、それでも完全な克服や治療法は未だ未発見となっている。

アヴィールとティル・ナ・ノーグ号クルー達の場合は、ティル・ナ・ノーグ号に備蓄されていた反マゴニアシンドロームの症状を抑制/緩和する薬品を接種している………のだが、さすがに転移から3年近くも経過すると薬の船内備蓄も少なくなっており、薬を少しでも節約するために『症状が重い者から優先して薬を接種』させており、彼を初めほとんどのクルー達が『発疹』『喘息の発作』の症状が出始めている状態にある。


【詳細】

アリシア・T・ラオンハウやブルース・T・ラオンハウ同様『マゴニア天空諸島』出身の異世界転移者で、同世界において王国軍はおろか『同業者』達からも恐れられ、一目置かれている空(中海)賊一味の船長。

自らが設計&開発した飛行海賊船『ティル・ナ・ノーグ号』を操り、広大な空の世界を旅している。

空賊らしく『略奪行為』や『破壊活動』も行ってはいるが、基本的に獲物にするのは『軍艦』や『他の空賊の飛行船』ばかりであり、『一般人』を襲撃する事は無い……いわゆる『義賊』タイプの空賊であり、一般人の中にも憧れる者や密かな協力者となる者すら存在している。

かつては妻や子供と慎ましく暮らしていたが、数十年前にマゴニアで起きた内戦で妻子を失って世捨て人となり、十数人の同士達(※後のティル・ナ・ノーグ号クルー達)と共にティル・ナ・ノーグ号を作り、空賊となった………という経緯を持つ。

3年程前、航空中に突然嵐に巻き込まれてしまい、気づくと船ごとアルカディア大陸の北方山脈付近に転移していた。

地元民との交流で自分を含めたクルー達が異世界に迷いこんだ事を知り、元の世界に帰る方法を模索していた途上で、今回の『異変』に巻き込まれてしまった。

彼とそのクルー達は『異界から召喚された勇者』ではなく『偶発的事故による漂流者』である為、本来はアルカディア大陸の人々を助ける義理も責任も持っていないのだが『3年もやっかいになっている人々の不幸を、見て見ぬふりはできない』と考え、『魔王』への反抗を開始。

現在は『信仰』の勇者の一人・山本 死織率いる『死織軍団』や、『節制』の勇者である怪盗ダークバット&ダークメイドコンビ等と同盟を結び、大陸各地で『魔王』の軍勢と戦っている。

【備考】

ティル・ナ・ノーグ号の燃料である反重力発生鉱物『フライニウム』はマゴニア天空諸島にしか存在しないため、アルカディア大陸への異世界転移後は『補充不可能』状態となっており、船内の備蓄分も倉庫の床がそろそろ見え初めている。

また、マゴニア出身者にとって命に関わる問題である『反マゴニアシンドローム』の症状を抑制/緩和する薬品も、3年に渡るアルカディア大陸への滞在によって残り少ない量になっている。

その為『勇者』達との同盟締結後は、『知恵』の勇者の一人・ジェイソン・アームストロング/ドクタージェネシスが有する『勇者の加護』・『物体物品創成ジェネシス・ザ・クリエイト』で『フライニウムの複製&反マゴニアシンドロームの症状抑制薬の生成が可能か』を研究しており(※『物体物品創成ジェネシス・ザ・クリエイト』は『ドクタージェネシスの『記憶の中』にある生物以外のあらゆる物体・物質・物品を自由に作り出せる加護』なので『ドクタージェネシスが知らない/分からない物質・物体』は産み出せない)、ひとまず現在はドクタージェネシスと共同で『フライニウムの成分並びに構成物質の解析』を行っている。


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