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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 現地人編(第1部)
451/554

『大陸一の大商人兼魔導具コレクター』シンドバッド

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。


【名前】シンドバッド

【所属】現地人

【種族】人間

【年齢】45

【職業】商人ギルド『シンドバッド商会』・ギルドマスター

【性別】男

【外見】

健康的な褐色の肌に、ほどよく筋肉の付いている細マッチョ体型を持つ壮年の美丈夫。

頭には黄色い羽根飾り付きのターバンを巻き、ゆったりとした緑色のシャツと白いローブ風の服を着用。

黒い毛と白い毛が混ざって灰色になっている髪と顎髭を生やしている。

【趣味】若い頃の『冒険譚(=苦労話)』を若者や子供達に語り聞かせる事、珍しい魔導具のコレクション、若き商人の育成

【好きなもの】商売、金、自身のお眼鏡に叶う珍しい魔導具、商会の繁栄

【嫌いなもの】自分が『無駄』だと感じる出費と出資、若い頃のような冒険ができなくなる程に老いてしまった自分、自慢のコレクションを『ガラクタ』扱いされる事

【性格】

現在の地位を手にするまで、血反吐を吐くような苦労と努力を積み重ねてきた叩き上げの商人。

駆け出しの若者をいっぱしの商人へと育成する事が趣味であり生き甲斐だが、少しでも自分が『無駄』だと感じた出費や出資は断固拒否するこだわりの強さと頑固さも持っている。

『商人が売るのは物ではなく信頼』『代金さえ払ってくれるなら、種族や身分に関係なく、誰であっても『お客様』として丁重に扱う』をモットーとし、商会に所属する商人達にも徹底させている。

珍しい魔導具(マジック・アイテム)の収集が趣味で、そのお眼鏡に叶うような『珍しい魔導具』と引き換えにコレクションの一部を分けてくれる事がある。

イメージCV:茶風林

一人称・『わし』

【能力】

『大商人』

駆け出しの頃から鍛え上げた、商人として必要な数々のスキル類。

・文字の読み書き

・算盤

・お世辞や媚び等を駆使してお客の購買意欲を向上させる為のセールストーク

・商品の入手ルートの確保と保持

・商品の値上げや値下げを行うタイミングを見極める先読みの目

等々………。


『そろばん』

駆け出しの頃から愛用している葦原皇国製の計算機。

幾年か前にマスター・ウィザードのケント・ネルソンに依頼し、必要な時に巨大化して『空飛ぶ絨毯』ならぬ『空飛ぶそろばん』になる魔法がかけられている。


『剣術』

護身用の為に身につけた曲刀(シャムシール)を用いた剣術。

年齢の関係もあってさすがに達人クラスには敵わないものの、並みの山賊/盗賊なら一人で撃退可能な実力を持つ。


魔導具(マジック・アイテム)コレクション』

大陸各地から収集した物珍しい魔導具(マジック・アイテム)の数々。

自宅の敷地内に専用の建物まで建てて、まるで博物館か美術館のように専用ケースに容れて展示している。

大半が『高名な職人や魔法使いによる一品物』や『貴族が金に物を言わせて作らせた特注品』『製作していた工房が跡継ぎ不在で断絶してしまい、絶版となった希少品』等だが、中には『異界の勇者』や異世界転移者によってもたらされた『充電切れのガラケーorスマートフォン』『空のペットボトル』『エロ本』『トレーディングカード(※それもレアでもなんでもない奴)』等が複数混ざっている。


『空飛ぶ竹馬』

自身が所有する『魔導具(マジック・アイテム)コレクション』の一つ。

その名の通り、乗ると空を飛ぶ事ができる竹馬。

見た目は2本1組になっているごく普通の青竹製の竹馬だが、頂点部の連結ケーブルによって2本の竹馬が一つに繋がっており、足裏からのロケット噴射によって飛行する。

持ち手の部分に3個の操縦用ボタンが縦一列に並んでおり、その3個のボタンを操作して『上昇』(一番上のボタン)『前進』(真ん中のボタン。5秒長押しでON/OFF)『下降』(一番下のボタン)を行う。

また、足首に当たる部分が蛇腹状になっており、行きたい方向に体を倒す事で蛇腹状の足首が体を倒した方向に屈曲or伸展して方向転換を行える。

コレクションの中でも『一番のお気に入り』で、一人で外出する際には必ずこの竹馬に搭乗して出かける。


『色欲の衣・サタンケープ』

『混沌の神』が作った『魔王』専用武器『サタン・ウェポンズ』の1つ。

名称は『ケープ』だが、その基本的外見&形状はどちらかと言えば、いわゆる『天女の羽衣』に近い。

数年前に闇市場に流れてきたのをオークションで競り落とし、彼の『魔導具(マジック・アイテム)コレクション』の1つとなった。

特に彼自身の能力とは関係ないが、便宜上記載する。

色欲の魔王(ラスト)』が装備すると、着用者の念じるままにその外見や形状を自在に変化させ、他者からの攻撃エネルギーを吸収して締め付ける、敵を拘束…………等々の様々な応用が可能。


『シンドバッドストア』

シンドバッド商会が運営している道具屋。

『日用品から伝説の武具まで、何でも買える万能の店』をキャッチコピーとし、アルカディア大陸各地のそれなりの規模がある町ならば、必ず一軒は営業している。

かつてシンドバッドが異世界転移者より聞かされた異界の道具屋『コンビニ』を真似て作られており、キャッチコピーに違わぬ商品数と種類の多さから、一般人のみならず冒険者や王国騎士団員にも愛用者が多い。

『代金さえ払ってくれるなら、種族や身分に関係なく、誰であっても『お客様』として丁重に扱う』という商会のモットーにより、人間のみならず亜人種や、時には『魔王』の配下も利用可能だが………同時に『店内での戦闘行為は一切禁止』であり『守れないお客様は半永久出禁処分』が降される為、一種の『中立地帯』となっている。


【詳細】

アルカディア大陸最大の商人ギルド『シンドバッド商会』のギルドマスターを務める大商人。

大陸の南部半島に位置する砂漠の国『サウディーヤ王国』の出身で、満足に学校にも通えない貧しい家庭で生まれ育ちながら、独学で『文字の読み書き』と『算盤』を学んで商人となり、大陸各地を放浪して財産を蓄えた末に自らがギルドマスターを務める商人ギルド『シンドバッド商会』を設立。

商会の直営店『シンドバッドストア』を大陸中にチェーン展開させて、アルカディア大陸で一二を争う大商人へとのし上がった大人物。

現在はサウディーヤ王国・王都『バグダチノプール』の一等地に建つ屋敷で生活しており、大陸各地から珍しい魔導具(マジック・アイテム)をコレクションする傍ら、商会の未来を担う若き商人達を育成する日々を過ごしている。

『商人が売るのは物ではなく信頼』

『代金さえ払ってくれるなら、種族や身分に関係なく、誰であっても『お客様』として丁重に扱う』

をモットーとし、幹部級から末端に至るシンドバッド商会に所属する全商人にもそれを徹底させている。

『魔王』出現後も商会のモットーは変わらず、例え『魔王』やその配下であろうと代金を払うならば『お客様』として扱い、食料や魔法薬(マジック・ポーション)に武具類等を販売し、時には『魔王』が作り出した武器やアイテムを買い受けている。

一方で、『魔王』の敵である『異界の勇者』や大陸各地の反『魔王』のレジスタンス組織等にも武具類やアイテム類を販売し、更には『魔王』が作り出したアイテム類を横流し同然に『勇者』達に販売している。

彼を初めシンドバッド商会の商人達は『商人としての誇りと信念とお客様からの信頼』を守っているだけなのだが、一部の現地人からは『人の皮を被ったハイエナ』『死の商人』等と蔑まれている。

【備考】

宴会やパーティーに出席すると、自身が若い頃に経験した苦労話に脚色を加えた『冒険譚』を朗々と語り出すが、話す度に内容が盛られに盛られており、今では『神話の英雄譚』のようになっている。

同時に内心では、若い頃のような『冒険』(=『リスクの大きい無茶な賭け』や『成功率が低いチャレンジ』)ができない程に老いてしまった今の自分にコンプレックスを抱いている。


感想よろしくお願いいたします。

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