『友好的だが狂信的な女聖騎士』ブリュンヒルデ
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
『友好的だが狂信的な女聖騎士』
【名前】ブリュンヒルデ
【所属】現地人
【種族】人間
【年齢】19
【職業】光神教会・光乙女騎士
【性別】女
【外見】
ショートボブに切り揃えた黄金色の髪に蒼い瞳を有する歴戦の戦士らしい『凛々しさ』と少女らしい『愛らしさ』を併せ持つ女騎士。
舞踏会用のドレスと騎士甲冑を合体させたような独特なデザインの鎧を装着し、首からは『勇者紋』が刻印された手の平サイズのメダルをネックレスのように下げている。
【趣味】『光の神』への祈り、毎朝起床直後の『勇者七ヶ条』の暗唱、剣術と天奏術の鍛練
【好きなもの】『異界の勇者』、『光の神』、信徒達の幸福と笑顔
【嫌いなもの】『混沌の神』と『魔王』達、魔物、自ら『魔王』の配下となった『裏切り者』達
【性格】
『勇者』達への態度は恋する乙女その物で、非常に献身的に崇拝している。
同じく信仰を共有する相手にも慈悲深く、寛大かつ真摯に接するため、彼女を慕う教徒は多い。
ただし、『混沌の神』とその使徒である『魔王』、そして『魔王』に与する魔物やヒト(※人間・亜人種問わず)には一切の慈悲を見せない魔物絶対殺すウーマン。
毎朝起床後に、光神教会に伝わる『勇者七ヶ条』を大声で暗唱する事が日々の『日課』。
イメージCV:川澄綾子
一人称・『私』
【能力】
『光乙女騎士』
光神教会に所属する聖騎士の中でも、戦闘能力がずば抜けて高い。
2本1対の片刃長剣をまるでダンスを舞うように軽やかに振るい、敵を一瞬の内に細切れ肉に変えてしまう。
また、剣腕とは別に『雷撃』と『回復』の『天奏術』（※主に神官や僧侶、巫女といった聖職者が使用する『魔法』や『魔術』とは似て非なる術式。『魔力』ではなく『信仰心の度合い』によって発動させられる）を得意とする。
掌or剣の切っ先から齢数千の古竜すらも一撃で黒焦げにする凄まじい雷撃を放てるが、火力が高すぎて自分まで焼いてしまう事が希にある。
回復の天奏術により、即死しなければ大抵の傷を即座に回復できるため、非常にタフ。
本人の狂信と合わさり、敵を滅ぼすまでは絶対に止まらない。
『乙女騎士甲冑』
光乙女騎士専用の鎧。
貴族の女性が舞踏会で着用するドレスと騎士の甲冑を足して2で割ったような、女性らしい『きらびやかさ』と騎士らしい『剛健さ』が融合した独特のデザインが成されており、胸部と腰には『光の神』と『勇者』のシンボルである『勇者紋』が刻印されている。
ミスリル銀とオリハルコンを4:6の割合で混ぜた合金製のため、
『年若い女性でも気軽に着用できる羽のような軽さ』
『最強種である竜やフェンリル狼からの攻撃にも耐える防御力』
『低級の魔物は触れただけでも火傷のような傷を負う聖なる力の保持』
等といった複数の特性を有している。
光乙女騎士以外の者が着用する事は『光の神に対する不敬罪』とされている為、一種の『身分証明書代わり』のような機能を持つ。
『乙女騎士聖剣』
光乙女騎士専用武器。
名称こそ共通しているが、光乙女騎士一人一人によって、全く異なる形状・機能等を有し、乙女騎士甲冑と同じくミスリル銀とオリハルコンの合金から作られている。
彼女の場合は2本1対の片刃長剣型で、所持者の意思だけで『風』属性の魔力を自由に操作する機能を備えている。
これにより、
『瞬間移動したかのような高速移動』
『短距離の飛行』
『小型の竜巻やかまいたちを発生させての遠距離攻撃』
等を行える。
『アルスヴィズ』
騎馬代わりの獣。
地球のアフリカ大陸に生息する珍獣『オカピ』に『額から生えた1本角』『8本の脚』『鳥のような翼』を付け足したような姿をした『聖』属性の幻獣モンスター『ヌズーズ』の一匹。
光乙女騎士は皆例外無くヌズーズを騎馬代わりとして騎乗しており、彼女達にとって『無二の相棒』と言える存在なのだ。
鳴き声・『ンマァァ』
『勇者七ヶ条』
光神教会に伝わる教えの言葉。
約7000年前に召喚された『異界の勇者』の一人によって伝えられた『勇者が絶対遵守すべき七つの事柄』とされ、彼女は毎朝起床直後にこの七ヶ条を大声で暗唱する事を日課としている。
以下内容:
1.強さを維持するレベル上げ
1.恐怖に打ち勝つあふれる勇気
1.人をいたわる優しい心
1.互いを支える大事な仲間
1.強さに溺れぬ謙虚な心
1.天地に轟く必殺技
1.世界に一つの伝説の武器
【詳細】
アルカディア大陸に住む『人間』とエルフやドワーフ等の『人間に友好的な亜人種』、そして『魔物以外の動植物』を創造した『光の神ルクス・ソーリ』とその眷属である『光の精霊』、そして『混沌の神』の使徒である『魔王』から大陸の人々を救う為に『光の神』の力で異界より召喚される『七元徳の勇者』達を信仰対象とするアルカディア大陸における最もメジャーな宗教『光神教会』………その実力行使部隊である、女性だけで構成された聖なる騎士団『光乙女騎士隊』に所属する女聖騎士の一人。
大陸各地を巡礼し、『布教活動』と『魔族の抹殺』を積極的に行っているため、民衆の知名度は高い。
その凄惨かつ苛烈な戦いぶりから、高位の魔物達からは『血塗れの稲妻』と呼ばれて恐れられている。
幼少期に故郷の村を魔族によって滅ぼされ、光乙女騎士隊の現・団長に引き取られた過去を持ち、魔族に対して深い憎悪を抱いている。
その為例え女子供だろうが、『魔族は皆殺し』が当たり前の思考をしている。
そういった経歴なので召喚された『異界の勇者』達には非常に協力的で、自らの命を省みずに全身全霊で魔王討伐を補助してくれる。
しかし、その信仰心の高さ故に『異界の勇者』に自分の理想を押し付ける傾向があり、少しでも「勇者に相応しくない」と判断すれば容赦なく排除しようとする危険性がある。
【備考】
光神教会は『異変』発生直後から各地に神官や聖騎士等を派遣して『魔王』に対する対処を行っていたのだが、『怠惰の魔王』の一人・ワスプ大司教が率いるカルト宗教『ディアボルス教』の信者達、並びに『色欲の魔王』の一人・乃木坂 秋葉に洗脳された『ファンという名の奴隷』達によって本部大聖堂が襲撃を受けた事で、組織としてはほぼ壊滅状態になってしまった。
現在ではブリュンヒルデを初めとする聖騎士や神官の生き残りが、各地で散発的に『義勇軍への援助』や『避難所の防衛』等を行っている。
感想よろしくお願いいたします。
