『大陸に冬をもたらす伝説の魔物』グラオペル

【名前】グラオペル

【所属】現地人

【種族】伝説の魔物

【年齢】数千万歳

【職業】『冬をもたらす者』/大帝ユミルの(望まぬ)下僕

【性別】雌

【外見】

雪のような純白の体毛、大帝ユミルやライコウよりも三周りは巨大な体、半ばから二又に分かれた長い鼻、氷柱のような2本の牙、背中からは青い氷の塊のような結晶が生えている………という特徴的過ぎる姿をしたマンモスによく似た生き物。

首には4本の鎖が繋がっている氷の首輪を嵌められている。

【趣味】雪遊び、吹雪の舞う雪山の散歩

【好きなもの】寒さ、人間を初めとする小さな生き物達の幸福、お日様の光

【嫌いなもの】無益な殺生と争い、暑さ、大帝ユミル、現在の自分

【性格】

本来は無益な殺生と争いを嫌う大人しい性質なのだが、大帝ユミルによって隷属を強制されて苦しんでいる。

本当は『春の暖かさ』や『夏の日差し』に憧れているのだが、『氷』属性である事や自身の特性等から『叶わぬ夢』と諦めている。

優しく母性的な声で人間の言葉を流暢に喋る事ができる。

イメージCV・後藤邑子

一人称・『私』

【能力】

『冷気操作』

『氷』属性のモンスターとしての能力。

その力は同系統の大帝ユミル、シグルズ、フローズン等とは桁違いに強力であり、全身から常に真冬の南極を思わせる強烈な冷気を放っており、ただ歩くだけでも周囲10km四方を真冬の寒さに変えてしまう。

『冬を告げる吹雪の光(ゲシュテーバー)』

彼女自身の固有能力。

氷柱のような牙の先端に魔力をチャージし、燃え盛る溶岩すらも瞬間的に冷凍してしまう絶対零度の冷凍光線を放射する。

その威力はシグルズの『氷のブレス』よりも遥かに強力で、『氷』属性の天敵である『火』属性のモンスターすらも氷漬けにしてしまう上に、重度の凍傷ダメージを与えられるのだ。

本来は『アルカディア大陸に冬をもたらす為の能力』であり『攻撃に用いる能力』ではないのだが、大帝ユミルによって無理矢理『他者への攻撃』目的で使用させられている。

『鼻』

半ばから二又に分かれている長い鼻。

一般的なゾウの鼻同様、人間の手と同等の器用さを有しており、しかも彼女の場合は鼻が二又に分かれているので、実質『2本腕』を持っているのと同じ状態となっている。

『耳』

鼻同様にゾウの代名詞である大きな耳。

この耳を大きく広げて羽ばたけば、ダ○ボのように空中飛行する事ができる。

『氷の首輪』

首に嵌められている4本の鎖で繋がれている氷で作られた首輪。

大帝ユミルによって装着させられた物で、大帝ユミルの魔力と同調して好きな時に彼女に耐え難い苦痛を与える事ができる。

この首輪が嵌められている限り、彼女は大帝ユミルに逆らう事ができない。

【詳細】

遠い神話の時代からアルカディア大陸の北方山脈に住んでいる伝説の『氷』属性モンスター。

ゴツい体格をしているが、雌。

エルフを初めとする一部の亜人種からは『冬をもたらす者』とも呼ばれており、その別名通り、毎年『冬の時期』になると北方山脈の山頂へと登り、空に向かって『冬を告げる吹雪の光(ゲシュテーバー)』を放ってアルカディア大陸に冬をもたらしている。

しかし、一年前の『異変』発生時に『憤怒の魔王(ラース)』の一人・大帝ユミルによって捕えられ、強制的に大帝ユミルの下僕にされてしまったのだ。

本来は無益な殺生や争いが嫌いで、同胞である『氷』属性の魔物達のみならず、人間や亜人種にも友好的なのだが………首に嵌められた氷の首輪が与える苦痛により大帝ユミルに隷属させられ、自身の意思に反した『大量殺戮』や『破壊行為』を強制されている。

氷の首輪が嵌められている限り、自分からは大帝ユミルに逆らう事ができない為、現在では『『異界の勇者』達に自分を討伐して欲しい』とすら考えている。

【備考】

彼女の体からは常に強烈な冷気が放出されている為、『氷』属性ではない者(亜人種・魔物・妖精/精霊問わず)が不用意に彼女の体に触れれば、良くて『凍傷』、悪くて『凍死』は避けられない。