『姉の婚約者を(はからずも)寝とっ(てしまっ)た女』アリス・カトリーヌ・アメティスト

【名前】アリス・カトリーヌ・アメティスト

【所属】現地人

【種族】元・人間/現・アンデッド

【年齢】17(享年)

【職業】元・ミズガルズ王国・皇太子妃/現・イレーヌのおもちゃ

【性別】女

【外見】

鮮やかな紫色の髪をショートカットにし、白いドレスを着用した『美しい』というよりは『可愛らしい』容姿をした美少女………だった。

しかし現在は、顔も体も痣だらけ&傷だらけで、右目蓋はものもらいのように腫れ上がり、歯も何本か抜け落ちてしまい、もはやかつての面影はほとんど残っていない。

雑巾のようなボロ着れを着て、首と手足には罪人に着けるような鎖付きの首輪&枷を常時装着されている。

胸のサイズは大中小で言えば『大』。

【趣味】お姉様からのおしおき

【好きなもの】お姉様、お姉様からのおしおき

【嫌いなもの】お姉様を裏切る行為&者

【性格】

幼少期から姉であるイレーヌを『自慢の姉』として慕っており、計らずも姉から婚約者を奪ってしまった事に負い目を感じていた。

アンデッド化してもそれは変わらず、今の自分が姉から虐待を受けている事を『お姉様を裏切ってしまった当然の報い』と考えている。

また、元々マゾ的素質があったのかは不明だが、最近ではイレーヌからの虐待に『喜び』と『心地好さ』を感じるようになっている。

イメージCV・上坂すみれ

一人称・『私』

イレーヌへの呼称・『お姉様』

【能力】

『上級アンデッド』

アンデッドとしての特性。

イレーヌの権能『決して裏切らない従者』によって人間からアンデッドへと生まれ変わり、生前の意識や体を維持したままイレーヌの忠実な下僕となっている。

例えイレーヌからペット……もとい、サンドバッグ扱いされようとも決してイレーヌを裏切らず、普通の人間なら『即死』はせずとも重度の後遺症や傷が残るような暴行を日常的に受けようとも、どこまでもイレーヌに付き従う。

そして、イレーヌの権能によって生かされている状態の為、イレーヌが生きている限りはどれほどのダメージを受けようとも即座に復活する。

『魔術』

王立魔術学校で学び、習得したCクラス相当の『風』属性の魔術を操る。

【詳細】

『嫉妬の魔王(エンヴィー)』の一人・イレーヌ・クラリス・アメティストの実妹にして、イレーヌから婚約者を奪った『憎むべき裏切り者』。

かつてはイレーヌとは仲睦まじい姉妹であり、イレーヌを『姉』として、そして『淑女の手本』として尊敬していた。

しかし、王立魔術学校の卒業式前日に、イレーヌの婚約者であるミズガーズ王国王太子との子供を妊娠した事が発覚。

結果、イレーヌと王太子との婚約は破棄され、アリスが王太子妃として輿入れする事になった。

王太子妃となって以降は、尊敬する姉を裏切ってしまった事に負い目を感じつつ、生まれてきた息子を『王家の跡取り』として恥ずかしくない人間に育てようと奮闘する日々を送っていた………が、一年前に『魔王』と化したイレーヌが王宮を襲撃し、夫である王太子や義父である国王もろとも殺害されてしまった。

そして、イレーヌの持つ魔王の権能の一つ『決して裏切らない従者』によって生前の体と意識を維持した上級アンデッドとして復活。

それ以来、同じく上級アンデッドに変えられた夫と共に、イレーヌから『ストレス発散用のおもちゃ』として日常的に暴行と虐待を受けるようになった。

日常的な虐待によって可愛らしかった顔も体も傷だらけとなってしまったが、権能の作用も合ってイレーヌに逆らう事ができず、また内心では、今の自分の境遇を『尊敬していたお姉様を裏切ってしまった事への当然の報い』だとも考えている。

【備考】

そもそも王太子との子供を妊娠したのは、魔術学校の卒業式の約6ヶ月前に王太子から無理矢理手篭めにされたため………つまり、悪いのは100%『王太子』の方であり、彼女はむしろ『強姦の被害者』なのだが、イレーヌはその事を知らず、また聞こうともしていない。

ちなみに、件の王太子との息子はイレーヌ襲撃以前にミズガーズ王国軍・将軍『ミネリア・アンセーナ』によってアヴァロン王国へと逃がされている。