『勇者の武器を守る聖なる鳥』キラウコロ

【名前】キラウコロ

【所属】現地人

【種族】聖鳥サロルンフリ

【年齢】数千歳

【職業】カイラーサ聖山の主兼希望の剣・ブレイブカリバーの守護者

【性別】雄

【外見】

上下左右4方向に開く長いクチバシ、タンチョウツルのような頭部及び頸部、3対6枚の巨大な翼、鷲のような脚、クジャクのような美しい尾羽、そして体長数百mに及ぶ巨体を持つ鳥。

【趣味】サンドワームの踊り食い、空を飛ぶ事

【好きなもの】『勇者』、『光の神』、サンドワーム、

【嫌いなもの】『魔王』とその配下、『混沌の神』、ブレイブカリバーに値しない名ばかりの『勇者』

【性格】

『光の神』に厚い忠誠を誓い、『勇者』専用武器である希望の剣ブレイブカリバーを『持つ価値がある真の勇者』以外の者から守る事を自身の『使命』にして『宿命』であり『生き甲斐』だと考えている。

いささか頑固かつ、自分が認める『真の勇者の理想像』が高過ぎる面もあるが、いつかブレイブカリバーを預けるにふさわしい『真の勇者』が現れると信じている。

人間の言葉を流暢に喋り、脚を手の代わりにして文字を書く事も可能。

イメージCV・麦人

一人称・『わし』

【能力】

『光の聖鳥(サロルンフリ)』

『聖鳥』として崇められる『光』属性の鳥型モンスターとしての特性。

3対6枚ある翼の羽ばたきスピードを調節する事で、

『ハチドリのようなホバリング飛行』

『地球の単位にしてマッハ60を軽く超える高速飛行』

『竜巻や暴風を発生させての攻撃』

等を行える。

両目からは聖なるレーザー光線を放ち、クジャクのような美しい尾羽からは病や呪いを癒す金色に輝く光の粒子を放つ。

『古聖鳥《エンシェント・サロルンフリ》』

サロルンフリの最年長個体としての特権。

齢数千を数えるその肉体は同年齢の古竜1万匹分の戦闘力と、自身の孫や曾孫に当たる他のサロルンフリ達への絶対的命令権を持つ。

『希望の剣ブレイブカリバー』

彼が守護している聖なる武器。

厳密には彼の能力とは全く関係無いが、便宜上記載する。

『光の神』が『魔王』を倒す為に異界から召喚した『勇者』専用の武器『ブレイブ・アームズ』の１つとして用意した聖なる剣。

鳥の翼を模した鍔の中央に『勇者紋(ブレイブ・クレスト)』が刻まれた両刃の長剣で、『光の神』自らが『死にいく星の欠片』を素材に鍛え上げたその刀身には『混沌の神』の使徒である『魔王』に絶対的ダメージを与える聖なる力を宿している。

現在はカイラーサ聖山の山頂に立つ神殿の台座に突き刺さっており、『その時代に召喚された勇者達の中でも、ただ一人の真の勇者』だけが引き抜く事ができるとされている。

【詳細】

『光の神に仕える聖なる鳥』と呼ばれる鳥型モンスター『サロルンフリ』の一匹にして最年長個体。

数千年の昔からアルカディア大陸中央部に聳え立つ聖地『カイラーサ聖山』の頂に住み、同地に建つ神殿内の台座に突き刺さっている異界の『勇者』専用武器『ブレイブ・アームズ』の１つ『希望の剣・ブレイブカリバー』を守っている。

彼を初めとするサロルンフリの一族は、『光の神』から直々にブレイブカリバーを『魔王』やその配下等の邪な者から守り、『魔王』討伐の為に異界より召喚された『勇者』の中でも『他の勇者を率いて魔王を打ち倒し、アルカディアの人々の生ける希望となるべき真の勇者』にブレイブカリバーを台座から引き抜かせて預ける事を命じられており、『魔王』が倒されて『勇者』達が異界に帰った後にはブレイブカリバーを回収して台座に戻し、次の『魔王』出現&『勇者』召喚を待つ………というサイクルを繰り返している。

彼自身はこれまでに『魔王』の出現と『勇者』の召喚を8回程度経験しているが……彼の考える『真の勇者』とは、『いかなる強敵や苦境にも引かず、媚びず、省みず、いついかなる時も自身の命よりも名も知らぬその他多くの命を優先し、例え泥だらけになろうとも誇りを捨てない者』と信じており、そのあまりにも高過ぎる理想像から彼のお眼鏡に叶ってブレイブカリバーを引き抜けた『勇者』は、8回の『勇者』召喚の内わずか3人しかいない。

折しも新たな『魔王』の出現と共に『そろそろ自身の寿命も尽きる頃』だと薄々で感じており、新たな『勇者』の姿を見届けた後に『次代のブレイブカリバーの守護者』を決めようと考えている。

【備考】

現在、カイラーサ聖山とその一帯は『色欲の魔王(ラスト)』の一人・白金キュウコの勢力によって占領されているが、さしもの白金キュウコもキラウコロ率いるサロルンフリには敵わず、山頂の神殿には近づく事が出来ずにいる。

しかし、キュウコ本人は『自分達がカイラーサの周辺を占領しておけば、『勇者』達に聖なる武器が渡る事を防げる』と考えており、山頂近辺には極力近づかずにカイラーサ聖山の麓から山頂へと繋がる道を次々に塞いでいる。

キラウコロ自身もキュウコの企みは知っているが、『これくらいの試練も乗り越えられないような者では、ブレイブカリバーを預ける『真の勇者』にふさわしくない』と考えて半ば黙認……というか、放置している。