【魔王ラース（憤怒）】サタンデウス

【名前】サタンデウス

【所属】魔王ラース（憤怒）

【種族】大陸系の魔物

【性別】男

【出身世界】過去の地球:文字通り『21世紀以前の過去』の世界。しかし、必ずしも『教科書に書かれている通りの歴史』を歩んでいるとは限らない

【外見】

山よりも巨大な体と4本の角を持つ真紅の鬼のような姿をしている

【職業】魔神一族の魔王

【年齢】数千歳

【趣味】人間の苦しむ姿を見ながらの晩酌、南蛮渡来の品物の収集

【好きなもの】人間の苦しむ姿、南蛮渡来のもの、酒

【嫌いなもの】キリン剣士とその仲間達、人間の無駄な悪あがき

【性格】

人間を『下等な虫ケラ』と見下し、蚊や蝿を潰すように簡単に人間を殺してしまう上、虫の居所が悪いと部下も平然と殺してしまうような冷血漢。

一方で『南蛮渡来のもの(※ヨーロッパ由来の品物や技術等)』が大好きであり、南蛮渡来の武器や技術を自勢力の強化の為に取り入れる事に躊躇が無い一面もある。

イメージCV:中田譲治

一人称・『わし』

二人称・『うぬ、貴様、ぬし』

【権能&能力】

『魔神一族の魔王』

魔物としての能力

・他の生物や無機物に自身の妖力を注ぎ込み、闇魔人を生み出す『魔神転生の術』

・口から鉄おも溶かす火炎を吐く『魔神業火』

・天候を操る『魔神天災』

等の様々な妖術を行使することが可能。

『闇魔人(やみまじん)』

魔神一族の尖兵たる怪人群。

サタンデウスが動植物/無機物/欲に取り憑かれた人間等に自身の魔力を注ぎ込む事で生み出される。

魔人一族は幹部も戦闘員も闇魔人で構成されている。

『人間並みの知能』

『素体となった物に由来する能力』

を有し、ただの人間はおろか並の霊能者でも対処困難な存在。

倒されると元の姿に戻る。

名前は『素体となったものor幻獣の名前+役職名or肩書き名or職業名』

(例・クロネコ代官、納豆中納言、オオザル力士、ムササビ行者、等々………)

『闇魔人大量再生』

魔王としての権能。

アルカディア大陸の現地人を生け贄にして、かつてキリン剣士によって倒された魔神一族の怪人『闇魔人(やみまじん)』達を復活させる……いわば、ヒーロー作品でお馴染みの『再生怪人』を生み出す権能。

しかも、この権能で甦った闇魔人達はそんじょそこらの再生怪人等とは違い、一度倒される前よりも更に強く、更に賢くなっている。

『我が忠実なる側近達』

魔王としての権能。

かつて怪傑キリン剣士に倒された魔神一族の幹部達を召喚する。

[幹部メンバー]

・鳳凰明神(ほうおうみょうじん):鳳凰を思わせる豪華絢爛な武者鎧と陣羽織、仮面を身に付けた偉丈夫。西洋風の大剣を武器とし、後の世において『怪傑キリン剣士のライバル』と評されることになる男。非常にプライドが高い性格をしており、最初にキリン剣士こと撫子と戦った時に左顔面に傷を付けられ、『女』である撫子に顔を傷つけられた事を許せず、それ以来顔に仮面を装着してキリン剣士を倒すことに執着するようになったのだ。

・玄武法師(げんぶほうし):高僧のような服装をした亀の魔人。自らを『魔神一族一の知恵者』を自負し、作戦の立案や支配地域の統治計画等を担当し、時には新兵器の開発も行っている。

魔神一族の中でも古株の幹部で、サタンデウスや他の幹部からは『玄武じい』と呼ばれていた

・飯綱姫(いづなひめ):露出の多い着物を着た狐の魔人で、魔神一族幹部の紅一点。自分を『この世で一番の美女』と称し、自分よりも美しい女がいることが許せず、女という女を徹底的に苦しめる事に喜びを感じるサディスト。

『魔王転生』

魔王としての権能。

『勇者』によって倒された『自分以外の魔王』を自身の配下として蘇生させる。

この権能によって復活した『魔王』達は倒される前と同等の能力・権能を行使できるばかりか、サタンデウスが無事な限り何度倒されても無限復活できるのだ。

『ネズミ足軽』&『フクロウ下忍』

魔神一族の戦闘員的存在。

ネズミ足軽は足軽の服装をしたネズミの闇魔人で、刀や槍、弓矢や鉄砲で武装し、常に10人1組で行動する。

闇魔人の中では最弱な存在だが、ネズミ算式に数を増やしていく為普通の人間には手に負えない。

鳴き声は『チュミーン』。

上位種に『ネズミ侍大将』『ネズミ大名』等がいる。

フクロウ下忍は忍び装束を身に纏ったフクロウの闇魔人で、主に『諜報』『破壊工作』『暗殺』等の裏工作任務を担当している。

武器は刀の他、手裏剣や苦無等の忍者道具を使用し、『飛行能力』『暗視能力』を有する。

鳴き声は『ホボ～』

上位種に『フクロウ中忍』『フクロウ上忍』がいる。

【詳細】

織田信長が幼名の『吉法師』の名で呼ばれていた頃……西日本を恐怖で支配していた魔物の一団『魔神一族』を率いていた魔王。

元々は元寇の折りに元軍に紛れて中国大陸からやって来た魔物で、百年の間九州・阿蘇山の地底に潜伏して土地の霊力を吸収し、神にも勝る程の力を得て日本の支配、ひいては全世界の支配を企て、尖兵たる怪人達『闇魔人』を生み出して『魔神一族』を作り上げ、阿蘇山を拠点にして手始めに西日本を掌握したのだ。

しかし、東日本への進軍を開始すると『怪傑キリン剣士』とその仲間達による反抗が始まり………長い戦いの末に、サタンデウスが阿蘇山の地底に封印されたことで魔神一族の野望は潰えたのである。

しかし、封印された後もサタンデウスの抱く人間への『支配欲』と『憎悪』、そして『キリン剣士への怒り』は尽きる事が無く、その支配欲と憎悪と怒りを気に入った『混沌の神』によって『憤怒の魔王(ラース)』に選ばれ、封印を解かれてアルカディア大陸へと転生したのだ。

封印されていた自分を解放し、新たな力まで与えてくれた『混沌の神』に感謝しており、アルカディア大陸を新たな魔神一族の領土にしようと企んでいる。

かつて阿蘇山にそびえ建っていた魔神一族の城『魔神城』をアルカディア大陸に再建し、権能によって復活させた闇魔人達を大陸各地で暴れさせている。

また、一度キリン剣士によって倒された経験から『魔王』達の中でも『勇者』達に対しての警戒心が一際強く、配下達には『勇者を見つけたら、すぐに殺せ』と厳命している。

【備考】

現在も熊本県阿蘇山には魔神一族の拠点『魔神城』の遺跡が残されており、地元の観光資源となっている。

キリン剣士/撫子の活躍と共に、その存在は平行宇宙の垣根を飛び超えて『日本人なら知らない者はいない』と断言できる程の知名度を持つ。

また自分と同じく、

・日本出身

・魔物の長

・人間に封印された経験がある

等の共通点を持つ『魔王』である蜘蛛姫とは仲が良く、互いに『蜘蛛殿』『魔神殿』と呼びあっている。

ちなみに、『織田信長が子供の頃にサタンデウスなんて横文字の名前はおかしい』とよく突っ込まれるが、それは彼が南蛮渡来の物が大好きな南蛮カブレだったから、らしい。