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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 魔王編
363/554

【魔王スロウス(怠惰)】引きこもり怪獣 ニートラス

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『魔王』

一年前の『異変』と同時に現れた人類の敵対者。

・魔王『プライド』(傲慢)

・魔王『ラスト』(色欲)

・魔王『スロウス』(怠惰)

・魔王『グリード』(強欲)

・魔王『エンヴィー』(嫉妬)

・魔王『グラトニー』(暴食)

・魔王『ラース』(憤怒)

上記の7×7=49体が存在し、それぞれ『七つの大罪』に即した『権能(※勇者にとっての加護に相当するチート能力)』を行使する。

魔王は『混沌の神』と称される超越存在の使徒であり、目的は必要となる『贄』の確保。

魔王たちはそれぞれ無数の魔物や配下たちを率いて、たった一年足らずでアルカディア大陸全土を地獄に変えてしまった。

本編開始時には大陸住民の殆どが犠牲になっており、それを阻止する勢力である勇者の抹殺を全員が命じられている。

魔王たちの過去や原点は、『勇者のように別世界から召喚もしくは転生された者』、『混沌の神に目をつけられた現地の存在』『そもそも人じゃない者』等々……まさに多種多様。

共通して体のどこかに『魔王』の証にして『混沌の神』のシンボルでもある『魔王紋|(サタン・スティグマ。『Ω』の中心部の空白に十字架が描かれているようなマーク)』が刻まれ、権能発動時に赤紫に輝く。

(『傲慢』=顎、『色欲』=胸元、『怠惰』=尻、『強欲』=左頬、『嫉妬』=右頬、『暴食』=腹部のへその真上付近、『憤怒』=背中)


【名前】引きこもり怪獣 ニートラス

【所属】魔王スロウス(怠惰)

【種族】元・人間、現・怪獣

【性別】雄

【出身世界】アースM(モンスター):平行世界の地球の一つ。『怪獣』と呼ばれる巨大特殊生物が地球各地……どころか宇宙各地に生息し、地球人を初めとする知的種族と時に戦い、時に崇められ、時に恐れられている『怪獣映画』そのものな世界

【外見】

身長1.9m・体重102kg。

焦げ茶色と白い体色のデフォルメされたカワウソのような姿。

頭に角のような王冠のような器官『ニー冠』がある

【職業】無職。引きこもりのニート

【年齢】21

【趣味】ブログの更新、『由亜ちゃん』をオカズにした自慰行為

【好きなもの】怪獣、ピザ、自身のブログ、街(廃墟)の破壊、由亜ちゃん

【嫌いなもの】蜂、働くこと、人間の法律、攻撃される事(※痛いから)

【性格】

元々内気で人付き合いが苦手な性格だったのだが、怪獣になったことでハッチャケてしまい、今では街や建物を破壊する事に快感と喜びを感じるようになった。

しかし、一応人間を殺傷する事には抵抗や拒否感を感じるレベルの倫理観はある。

イメージCV:阪口大助

一人称・『僕』

【権能&能力】

『引きこもり怪獣』

怪獣としての能力………といっても、元々が引きこもりのオタクなので武器や特殊能力は全くない。

しいて言えば、怒ると頭のニー冠から煙が出て、その煙を吸うと腰痛や関節痛が治ることくらいである。


『苦しみよ、さようなら』

魔王としての権能。

体に力を込めると、頭のニー冠から大量の黄色いガスが放出される。

この黄色いガスを生物が吸引すると、苦しみ・悲しみ・痛み等の『負の感情』を感じなくなり、喜びと楽しさだけを感じるようになる。

しかし、時間が経つと再び負の感情を感じるようになり、それから逃れる為に更に黄色いガスを欲するようになり、次第にニートラスの作り出す黄色いガス無しでは生きていけない体になってしまう………つまりは一種の『麻薬』を生成する権能。

重度の依存症になるとニートラスの放つ黄色いガスを吸うためなら、『殺人』だろうが『強盗』だろうが平気で行えるようになり、ニートラスの命令に忠実に従う下僕となってしまう。

『勇者』であってもこの黄色いガスの依存症になってしまう危険性があるが、自分を初めとする『魔王』相手だと精々催涙ガスの代わりくらいにしかならない。


『大きくなあれ!』

魔王としての権能。

自身の体を身長50mクラスに巨大化させる。

効果はシンプルではあるが、巨大化したニートラスはレンガ製の建造物も簡単に破壊できるようになり、映画に出てくる大怪獣のように暴れまわる事ができる。


『超ぐにゃぐにゃ肉体(ボディ)

魔王としての権能。

体や手足がゴムのように自在に伸び縮み、どのような形状にも変形可能になる。

いわば、マンガ『ONE PIECE』に登場する『ゴムゴムの実』の能力によく似た権能。

全身が『ゴム』なので、打たれようが殴られようがダメージにならず、ぺちゃんこに潰されても風船のように空気を入れれば即復活。

電気を浴びようが至近距離で爆弾が爆発しようが痛くも痒くも無く、腕を自由に伸ばせばベッドや布団から一歩も出る事無く生活する事も可能。

体の厚みを抜かせばどんな隙間からでも侵入でき、空気を大量に吸い込めば手足の先端のみを巨大化or硬化させる事も可能。

ただし『ゴム』である為に……

『刃物による斬撃や刺突攻撃』

『超高温や超低温などの極端な温度差』

『薬品による化学反応』

……等が弱点となっており、また『体を伸ばしたままで要られる時間や距離』にも限界が存在する。


『絶対不可侵の聖域』

魔王としての権能。

引きこもりにとっての『絶対的聖域』………つまり『自分の部屋』をそっくり再現した空間にテレポートする権能。

内装は

ベッド×1、

デスクトップPC×1

多種多様な怪獣フィギュアが飾られたガラスの棚×2

怪獣映画や特撮番組のDVDとBlu-rayが大量に納められた棚×3

図鑑やマンガ、新聞記事等の怪獣関連の書籍や資料が納められた本棚×2

ポータブルBlu-rayプレイヤー×1

洋服箪笥(中の服はクリーニングから戻ってきたばかりのように清潔)×1、

冷蔵庫(中身は自動的に補充される)×1

となっている。

この部屋は『世界の外側』に存在しており、ニートラスがアルカディア大陸にある適当なドアを開けると即座に転移できるが、『ニートラスと一緒にドアをくぐった者』以外の入室は原則不可能。

置かれているデスクトップPCは元世界のネットに接続可能な上、アルカディア大陸の様子を『メタ的視点』から観察する機能が付随している。

また、何故か宅配ピザを注文すると普通に届く。


【詳細】

東京都府中市在住の無職・松本テル夫さんが怪獣になった姿。

テル夫さんは高校生の時に怪獣オタクであることを理由にイジメを受けて引きこもりとなり、一時は自殺も考えたのだが、インターネットの通販サイトで飲むと怪獣になれる薬『シロパラ』を一万円で購入し、さっそく届いたシロパラを半信半疑で服用したところ、今の姿となったのだ。

以後、『ニートラス絵日記』というブログを立ち上げ、ミニチュアやジオラマを破壊する自分の画像を日々UPすることを日課としている。

両親は何とか元の人間に戻そうと方々を巡っているが、未だに元に戻る方法は見つかっていない。

1日のほとんどを自宅で過ごし、たまに外出しても近所のコンビニにしか行かないという絵に描いたようなニート生活を送っているが、本人曰く『怪獣になったから、人間の法律に従ういわれは無い』とのこと。

その絵に描いたような怠惰な生活態度を『混沌の神』に気に入られ、『怠惰の魔王(スロウス)』に選ばれた。

魔王の一人ではあるが積極的な破壊活動等はあまり行わず、たまに他の『魔王』から応援要請があったら顔を出す程度で、基本的には元の世界同様に引きこもり生活を続けている。

一方で両親からは『やっと自立して社会復帰する気になってくれた』と喜ばれているが、まさか『ファンタジーな異世界で魔王をやっている』とは夢にも思われていない。

【備考】

『魔王』となってからもブログの更新を続けており、与えられた権能を使って『ミニチュアの街』や『ジオラマの街』ではなく『本物の街|(※ただし、他の魔王によって廃墟となった無人の街)』を破壊する画像をアップするのが最近のマイブーム。

以前、街の散策中に水篠 由亜と知り合い、お互いが『勇者』と『魔王』だと知らずに交流を続けており、由亜の優しさや純粋さに『異性として』惚れ込み、由亜を『自分の嫁』にしたいと思っており、最近では由亜をオカズにして『股間の分身』を慰めるのが趣味の一つになっている。

この事から大半の他の魔王達からは『ロリコン』や『ぺドフィリア』扱いされている。


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