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55日目 基礎魔法学:女神のテスト返却

55日目


 異臭で目覚める。石が腐食というありえない事態。トイレに流す。久しぶりにヤバいやつだった。


 朝食の時、怯えるフィルラドの首根っこをつかんでギルの隣に座らせる。ミーシャちゃんがエプロンを持ってきてくれたので、フィルラドの新妻感がすごかった。


 野郎同士の禁断の『あーん♪』を実行。ギルはやっぱり『うめえうめえ!』って言いながらジャガイモを食ってた。口まで運ぶフィルラドは狂暴な獣に餌付けするかのようにびくびくしていた。


 途中、ゆでたまごにかけようとした塩コショウをうっかりフィルラドの手に振ってしまう。誰かの悲鳴が上がった次の瞬間、フィルラドの手に噛み痕がついて、そのすぐ後にフィルラドが俺にケツビンタしてきやがった。ちょっと塩コショウが付いただけだってのに。短気な人って怖い。


 あと、アエルノチュッチュのラフォイドルが嘲笑いに来て逆にミルク吹いてた。フィルラドが『見世物じゃねぇッ! ギルぶつけんぞッ!』って珍しくガチギレしてた。


 ラフォイドルはミルクを滴らせながら逃げてった。以前腕ごと齧られたのがよほど堪えていたらしい。ざまーみろ。


 甲斐甲斐しくギルの世話を焼くフィルラドを見てくすくす笑っていたロザリィちゃんがマジプリティ。俺もまた『あーん♪』してもらいたい。


 授業は我らが女神、ステラ先生の基礎魔法学。もちろんテスト返却。


 実技と筆記の結果を記録した一枚の紙を渡された。実技は当然満点。他の人は◎だったけど、俺だけ特別に☆マークだった。そこはハートマークにしてほしかった。


 次回はハートがいいですってお願いしたら、ステラ先生が困ったように笑っていた。そんなところもステキです。


 筆記ももちろんパーフェクト。あれだけ愛が詰まった問題で俺がミスするはずがない。クーラスももちろん満点で、実技は◎。明らかに俺の勝ち。でも優しい俺は引き分けってことにしておいた。


 ギルの点数はぼちぼち。実技には△寄りの○が書かれていた。一応拳に魔力は纏っていたから擬似爆破魔法と言う観点では合格だったらしい。筆記のほうはめっちゃ簡単だったから六割とれていた。この調子で期末もいけたらいいなと思う。


 ポポルのヤツは解答欄をいっこずつずらしてしまったらしく、だいぶ悲惨なことに。飴玉やるから元気出せと言ったら、無言でぺろぺろ舐めていた。サービスで頭を撫でてやったらなぜか噛みつかれた。解せぬ。やっぱギルの肩車のほうがよかったのだろうか。


 あと、『みんなよくがんばったねっ!』ってステラ先生がめっちゃほめてくれた。なんでもバルトラムイス、ティキータ・ティキータ、アエルノチュッチュ、ルマルマのなかで我がルマルマは一番平均点が高かったそうだ。ステラ先生の教え子であることを誇りに思う。俺ステラ先生の為ならなんだってできる。あとアエルノチュッチュざまーみろ。


 夕飯食って風呂入って雑談して今に至る。雑談中、ロザリィちゃんとアルテアちゃんが今度夜食を作ってほしいと言ってきたので、何か適当に考えておこう。なんかみんなでおしゃべりしながらつまめて、なおかつ太らないものがいいんだって。ちょっと照れながら笑いかけてくるロザリィちゃんが超プリティでした。


 ギルのイビキは相変わらずだ。ちょっとオトナに目覚めの響石を鼻に詰める。いい夢が見られますように。

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