#43 ◇◇転機(闇の精霊暗躍:その8)雨降らし!盗人の代償
雨降らし!盗人の代償 代償はどうなる?
「じゃあー、あの『水のクリスタル』があるところで、止めましょうねー」とワザット言ってみた。
「じゃあー、直ぐに『水のクリスタル』を戻すから」と大教会長達が...
「まーそれは大変ですわー、それじゃあ、ここにいる方々が盗んだんですわねー!」いいタイミングで、一般聖女様達は証言者ですわー
それから、内輪だけでの打ち合わせが始まった。
アネッサが、今回の実績により、1級聖女を飛び越して、大聖女に推薦される予定ではあった。
ところが、アネッサは、今回のことで、大聖女は辞退をしたいとの発言が出てしまったのだ。
リリアナは、儀式や催事をサポートするので、大聖女になるように勧めた。
侯爵様も大教会長もこれを、どうしても進めたかった。
アネッサは、リリアナに耳元で囁いたのが、大聖女もあきらめ、公爵家のご令息もあきらめることだった。
それをリリアナへ伝えると、アネッサは気が抜けたようになってしまった。
そこで、リリアナが、大聖女になるのはどうかと話が変わってきた。
リリアナは、侯爵様より以前お話の合った『モーガムテ男爵の後妻』になるので、大聖女を辞退すると発言した。
大教会長は驚いて、そんな話は聞いていないと、侯爵様へ怒りが向いた。
侯爵様は、弁解っぽく、何かの冗談で話していたかもしれないが、そんな事実はないと逃げた。
リリアナは、フーン! 前言を撤回させてやったーーー!! と、心で「ざまぁ」ができたと思っていた。
そこで、リリアナは、自分が1級聖女になって、今回の儀式のようにアネッサの横に立ち、必ず付添人になるからと、話の流れを戻した。
アネッサは、再度、侯爵様も大教会長も勧められたので、押し切られて「はい」と返事をしていた。
リリアナは、フフーン、貴族のご令嬢が政略結婚が嫌だなんて、有り得ないのよー! と、心で「ざまぁ」ができたと思っていた。
その後で、リリアナは、今回の事件(『水のクリスタル』の盗み)のもみ消しと、今回の雨降りの停止。
更には、今後の雨降りと停止は、依頼単位で報酬が支払われるものとした。
話が決まったので、雨降りの停止である。『水のクリスタル』と封印のアイテムはリリアナ預かりとなって、それを受け取った。
みんなで一緒に、大教会の中央礼拝所の女神像の前に行き、『水のクリスタル』を偽物と交換した。
そして、停止の儀式を行って、しばらくすると、雨の音が優しく変わり、その後に雨がやんだ。
侯爵様も大教会長も今回の件とアネッサの大聖女就任のことで、リリアナに思いっきり、貸しができたことを認識させることができた。
そろそろ、ヨシト、ミーテル、ユリナの視点に戻りたいと思います
次回は、治癒師の依頼 です
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