#15 ◇◇転機(悪役令嬢、リリアナの悪の歩み:その4)侯爵様の手腕?
侯爵様の手腕? 本当にあるのか?
大聖女様に公爵様への報告を、警備隊長が見たことだけで報告を作成したことを伝えたら、そのまま出すように言われたわ。
これなら、あとは侯爵様が手腕を発揮するだけだと思っていた。
リリアナに侯爵様からの連絡があった。
色々なことが書かれていた、内容は
公爵へ、警備隊長が見たことだけでの報告で、ちょうど良かった。
ワシの配下、街道の警備隊長から、現場からの詳細な報告と、聖女様の服のような物を提出して、報告を既にしてある。
つまり、大教会からの報告は、ワシの配下の裏付けになっただろう。
公爵は、服の切れ端だけでは断定ができない。ミーテルの乗った馬車を護衛していた、神殿騎士の装備も見つかっていない。
だから、ミーテルが見つかる可能性もあると判断したようだ。公爵は次期大聖女様にすがりつきたいのかな。
だから、公爵はミーテルとの婚約を継続すると、言っているようだ。
リリアナ、大聖女の件はよくやった。そこまで衰弱しているなら、大教会長の推薦だけで、1級聖女になれるよ。
ワシの孫娘アネッサが、大教会長へ聖女になりたいと言ったそうだ。それで、大教会長から提案があった。
アネッサを1級聖女にして、第二王子と婚約をさせることだった。確かに侯爵家、大教会も、まー国もかな、安泰となるわけだ。
だからリリアナが、ワシの孫娘アネッサを1級聖女になるまで、面倒を見てくれ。
よく考えたら、王子妃になるための教育を王宮で行うことになる。そもそもリリアナは、ダンスも知らないだろう。
リリアナには、お前の身分に相応しい、モーガムテ男爵の後妻として輿入れできるようにしよう。これで、正式な貴族になれる。
えー! なによーそれー! 最初から第二王子のことはエサ? だったわけねーーー!!
まるで、私の前世でよくあった、会社のためと言いながら、エサをぶら下げて、動かして!
結局は、自分の手柄にして、たまにエサをもらっても、当初より小さくなったものにする。この異世界でも、同じかーーー!!
確かに侯爵様の手腕は凄い。私の前世の会社の偉い人? レベルは並? いえ、それ以下ーーー!! 程度だねーーー!!
それに、『モーガムテ男爵の後妻』? ここの大教会に出入りする男で、一番いやらしい目付きで女性を見ているし。
ウワサで上位なのは好色と、嫌いな男? NO1に不動の地位になるくらいじゃない。モー、人をバカにしてーーー!!
次回、侯爵様の手腕?/世の中、人の心は操れない!
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