#148 ◇◇転機(わが家の進化Ⅱ:その16)治癒院での日々!まだギャップ埋め
まだギャップ埋め ヨシト君との比較で...
その人は「あ、申し遅れました。私はこの港の衛兵隊長のルシトールと申します。シーレスタ子爵とは懇意にしています」
「ああ、そうですか。でもそれは、くれぐれも、内密のままに、お願いしますね」とヨシト君が言っている。
「はい、申し訳ないです、つい感動してしまって...」
私は、はっ! 神殿騎士? ガーディアン? なんでそんな凄い人に...。
あ! 討伐ワイバーンのオークションも、ヨシト君って聞いていたんだ。いつの間に...。もう、マユミは混乱をしていますよ!!
全然、理解ができないけど!!
すると、ラビトアさんが、ウサ耳をピコピコしながら「さあ、マユミ、足は治ったんだから、たっぷりと食べましょう」と進めてくれた。
そして「あなたも、おにぎり食べますよね。みそは生と、焼いたもの、あと塩コブのおにぎり、それとシンプルに塩だけがあるからね」
「マユミは久し振りに、日本を思い出す、おにぎりと魚の干物の焼いたものが、お腹と心に染みたようだった」食べながら涙が出ていた。
ドノバンさんが「まあ、軍隊に美味いメシは出ないやな!! 嬉し涙も出るじゃろう」と言って流していた。
近くの士官さんが「まあ、それは仕方がないだろうね。一度にドンと作っているからね。時間との戦いなんだよ」と笑っていた。
でも、この世界に来て、初めてまともなもの(酷い扱いだったのかな?)を食べたことが、一番嬉しかったのよ!!
宴も盛りになっていた。この国は15才で成人。私は17才と言ったらエール(ビール)をドンドンと勧められたわ。
果実酒も、初めてだけど、美味しく頂きました。そして、知らない間に眠っていたようでした。
気づくと、荷車に乗っていました。あのおじさん達は? ドノバンさん達だったね。
ヨシト君は、さっきの女の人達、お嫁さん3人だね。何か洞窟で、出たコウモリとか、ネズミ、フナムシで驚いた話で盛り上がって、楽しそうに笑っていました。
この世界に来て、厳しい軍隊生活を送っていた。ヨシト君と何が違うんだ!!
傷を負ってからは、その軍に追い出されまいとして、クラスの人達と一緒に、しがみつくのに必死な生活を送っていた。
何が違う? あれ! 異世界の人は『迷い人』って言って、尊敬されるんだと、宴会場へ連れて行ってくれた、おばちゃんが言っていた。
そうか! スタートが違うんだ! あんな軍隊にいて、まるで奴隷から始めて、この世界の常識を、何も教えてくれなかったんだ!!
ヨシト君のお嫁さん達が気付いて、今晩は私達の3人部屋で泊まっていってね、と言ってくれている。
私は「うん、ありがとうございます」と答えるしかなかったわ。
次回は、今後の選択 です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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