#12 ◇◇転機(悪役令嬢、リリアナの悪の歩み:その1)
リリアナは、侯爵邸から戻ると、親しくしている見習い聖女を呼んだ。
侍女を兼務しているので、大聖女の部屋の掃除もしていた。大聖女に対してもリリアナの扱いに不満を持っていた。
リリアナは、大聖女の行動を監視できる、クリスタルを大聖女のベッドの枕元へ置くように伝えて、『呪詛のクリスタル』を渡した。
侯爵様はこれが、大聖女のベッドの枕元へ置くだけで、力を更に弱めてくれると、言っていたことを思い出し、一人で悪い笑みを浮かべていた。
街道の警備隊から、大教会の警備隊に連絡があった。最近、大教会の紋章が入った馬車が見つかり、馬はグリーンウルフに食べられていたようだとの内容だった。
大教会の警備隊が、街道の警備隊へ馬車の引き取りに行っていた。馬車にはグリーンウルフの爪の跡が生々しく残っていた。
街道の警備隊は、調査したところ、グリーンウルフの巣が見つかったこと。規模は40頭以上になること。
また侯爵様の協力で領兵を出して、併せて150人規模でグリーンウルフ討伐を行うことを伝えた。
大教会の警備隊は、見つかった馬車を引いて帰り、大聖女様へ報告をしていた。
大教会の警備隊長は、捜索隊を追加で出すことを検討していたので、大聖女様に大教会の捜索隊も討伐に参加することを勧めた。
大聖女様は、この機会にグリーンウルフ討伐を行って、大教会のイメージアップを、狙えると思っていたので、すぐに参加を認めた。
翌々日(ミーテル達が捨てられてから6日後)に、大教会の警備隊から10人参加させて、グリーンウルフ討伐を行った。
グリーンウルフの巣の場所が特定されていたのと、街道の警備隊150人に、大教会の警備隊から10人参加して討伐隊は結成された。
50人づつの3つのグループに分かれて、作戦は行われた。
最初は、グリーンウルフの小グループ見つけて、戦いの場におびき寄せて戦い持ち込んだ。
ワザット攻撃を緩くして、グリーンウルフの小グループを追い詰めて、仲間を遠吠えで呼び集めさせた。
遠吠えで集まったグリーンウルフに、あらかじめ仕掛けていたワナに、かけて弱らせて、最後は一気に討伐を行った。
数がグリーンウルフより多いこともあり、作戦通りに討伐は行われて、見事に成功した。
グリーンウルフの巣を捜索すると、神殿騎士達の鎧などの装備や武器なども見つかった。古くはあったが、聖女様の服のようなものも見つかったのだった。
次回は、『呪詛のクリスタル』効果は? です
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