#100 ◇◇転機(わが家の進化Ⅰ:その59)治癒院での日々!こいつが英雄?
こいつが英雄? どんな人格...
兎人族の娘たちへ「こんばんは」と声をかけながら、近づいてくる男がいた。
護衛騎士が「また会いましたね。何か御用でしたか?」と声をかける。
「いま、掲示板の掲示で、お騒がせしている『ライオン剣士』です」と言っていた。
「これから、飲み屋街へ行って、飲みませんか? 今日は私のおごりでいいですよ」と有名人のごとく、振るまっている。
ところが、兎人族の娘たちは、警戒するばかりで、固まっています。
護衛騎士が、ここは領主の直営所。この娘さん達も専従の雇用人です。先ず領主の許可を受けてくださいね。
『ライオン剣士』と名乗った男は全然、「剣士」の風格もないが、僕は警戒はしていた。彼が「魔法剣士の」可能性があるからだ。
気がつくと、ミーテルさんは、僕の腕にしがみついていました。気付かない間に、チラチラとミーテルさんを見てたようでした。
そこへ、領主の馬車が通りかかりました。海岸でエリアス君が、夕食会をしているからです。
彼は「これは、これは、シーレスタ子爵殿。私は、『ライオン剣士』です。お初にお目にかかります」とご挨拶をしていた。
僕は、ふーん! どうやら、本物のこの国の英雄、『ライオン剣士』なのかな?
ご領主は「ハーッ! 『ライオン剣士』さんですか? 王都からこんな片田舎へ、どうされました? もうじき王都で『闘技大会』ですよね?」
「試合前の息抜きです。どうせ、優勝者はオレに決まっていますからね」と発言だけは、余裕があるようです。
「それで、子爵殿に頼みがあります。こちらのキレイなお嬢様をお借り出来ますか?」
「はー? その方はヨシトさんのお嫁さんですよ! それに、私のところでは女性の紹介などしてません。今日はお引き取り下さい」と、毅然とした、態度でした。
『ライオン剣士』さんは、予想外の答えだったのか、不機嫌そうでした。
そこで、ご領主は「えー、それでは、護衛騎士の一人に、花街までご案内をさせましょうか?」と、まあー、仕方なく聞いていたよ。
「...」、無言ですか?
「ご領主は、仕方なく。それでは、馬車でご案内をしますので、こちらにお乗り下さい」と、して下さった。
ご領主の馬車と共に、『ライオン剣士』さんは、去っていった。
それでみなさんは、ホットしていました。僕も、ホットした。ミーテルさんは、僕の腕にしがみついたままだった。
下手にこちらから、遠慮して引くと、またユリナの怒りに触れそうなので、そのままにしていた。
あれ! するとユリナは、こちらを見て、ニヤニヤしていた。
兎人族の娘たちからは「あれが、この国の英雄『ライオン剣士』さんなんですね。むしろ、ヨシトさんの方が英雄だと思いましたよ」との発言がでたので、みんなから、笑いが起こりました =^_^=
次回は、何で闘技 です
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