#08 ◇◇転機(聖女様達がいる日常:その1)
ヨシトの「聖女様達がいる日常」が始まります
夕飯ごは、ヨシトが後片付けをしていて、ユリナにはミーテルに付いていて、目が覚めたら様子を見て、食事を作るよ、と言っていた。
ヨシトはユリナには、とてもいい人で、いまがチャンスと色々と考えているところだった。
-------------< #04 より引用 >
僕はユリナの話を聞き、転生者なのか? と思っていたが、本当にそのような気がしてきた。
でも『乙女ゲー』の世界は違うと思った。それなら、僕はモブですらなく、バグのようなゲストだと思うし、それは絶対に認めたくない!
偽装イベントリー(ストレージ)から聖女(神官)の服のストックを、幾つか出して、ユリナに見てもらった。
ねー、ヨシトはどーしてこんなものを持っているの?
遠い自分の故郷で、こういう服を着る人達の雑用をしていたんだ。預かったままになっているから、使ってもいいよ。
本当は勇者召喚された、一行の連合部隊、雑用もしてたんだよなー
ユリナの分と聖女様の分を選んでもらい、部屋に持って行ってもらった。
あれから、夜半前に聖女様は目が覚めたようなので、パン粥を持って行ってもらったりした。
翌朝は、タオルと、洗面器を用意しておいた。
朝食を用意していると、ユリナがお姉ちゃんがお礼を言いたいってー、と来た。
それで、リビングで食事が、できるようになるまで、無理しないでと伝えてもらっていた。
まだ、僕の頭や心の整理が出来ていないんだよね。
朝食は、パンと玉子入り野菜スープにして、パンは固いから薄切りにしておいた。
ユリナと一緒に朝食を食べていると、ヨシトは一人暮らしなの? と聞いてきた。
うん、そうだよ。と言っておいた。
あれ、なんか今ので嬉しそうな顔もしていたが、何か悪そうな笑みも浮かべていたゾー!
ちょっと注意するかな、と思った。
◇◇◇◇◇◇
ユリナは朝食を持ってきて、ミーテルが食事しているのに、昨日の出来事を話していた。
「ミー姉、今がチャンスかも知れないよー!」
「なんのチャンスなの?」
「だってヨシトは『迷い人』だよ。魔法の能力は凄いんだよ。今なら独身だから、二人でお嫁さんにしてもらおうよー」
「なにを言ってるの、命の恩人でしょう!」
「だって、これから教会に戻るのー。私達は、処分されるところだったのに、殺されるために教会に戻るの? ミー姉分かってる!」
「あー、そうよね。どこにも戻るところはないのよねー。どーしましょーか?」
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