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それぞれの夢に向かって14

「し・・・失礼します」

うー、声がうわずりました

その上噛みました


社長室をこんこんとノックして、ドアを開けると

社長が、にやっと笑った

う゛ー、それは、うわずった声ですか

それとも、噛んだ件ですか


それとも、そわそわしてる私ですか・・・


そんな事を聞いちゃいたくなるぐらい

社長がなんでも知ってそうな顔で笑ってる


「ありがとう」

珈琲を受け取った社長は、匂いを嗅いで

こくりと飲む


「好きな人が入れるから、尚更美味いな」

そういうこと、さらりと言わないで下さい


「あ・・・ありがとうございます」

うん、取りあえずお礼は言わないとね

美味しいって褒めてくれたし

こくり、と私も一口飲んで、確かに美味しいって思った

なんか、お茶当番の朝、ここで珈琲飲むのが日課になってるかも


「話って何だ?」

あ、そうですね、今日は、朝から忙しいんだった


「忙しい朝にごめんなさい」

私がそう言うと、くすりと笑って社長は

「そういう前置きは良いから」

と、窘められちゃいました


どうしても腰引けちゃってるよね、私


すーはーっと深呼吸

よしっ頑張ろう


「今日の夜、お仕事終わった後

 お時間有るなら・・・」

そこまで言ったとき、かちゃりとドアが開いた


「社長、これ」

そう言って、篠山さんが入ってきた


「「あ・・・」」

私と篠山さんは、見合ってそう言った


「おはようございます」

「おはよう、ユキちゃん」

そんな挨拶を交わしたけど、多分私は真っ赤


「珍しくタイミングが悪い

 いや、お前に取っては、良いのか」

若干不機嫌そうに社長が、言ったのを受けて

篠山さんの眉がぴくりと上がった


「抜け駆け禁止って言っただろ」

そう、ちょっと子どもっぽく言う篠山さんが

言葉とは裏腹に社長を睨み付ける


「残念ながら、オレからじゃない」

・・・あ、もう何言うか解りましたか

流石社長です


「ユキちゃん、この男と二人っきりでなにするつもり?!」

いや、ちょっと、デートでもって思ってましたけど・・・

なんで、そんなに慌ててるんですか


「駄目だよ、ユキちゃんの初めては僕が貰うんだから」


え゛ーーーーーーーっ

何で知ってるんですか

っていうか、社長笑ってないで止めて下さい


「さっ・・・篠山さんの、エッチ!」

私は、恥ずかしさの余りそう言って

社長室を飛び出しちゃいました


何考えてるんですか

ただのデートですよ、デート

あれ?

デートって、それも含むんでしたっけ?


暴走篠山氏

ちょっと可愛いです(笑)


今日の夕食ー

本当はうなぎ食べるべきかもしれないけど

職場の近くがうなぎ屋なんだよね

昼ご飯に3日後ぐらいに食べるから却下


ラジオでスタミナ食とかいうのをやっていたのでまねして作ってみた

豚肉ともやしがメインで

豆板醤とにくにくを先に炒めてもその中に肉投下

んで、さいごにもやし、これ、ニラいれてもいいよね

緑的に

んで、鶏ガラスープを入れるらしい

でちょっとスープ風にするけど、少な目にして

じゃーじゃーめんっぽくして食べるとのこと

細い乾麺うどんにかけて食べたよ

まぁまぁかな


あとは、煮物とか、サラダとか、ちくわとか食べたかな


では、また明日

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