イベント2日目
篠山さんの荷物と、私たちの荷物の量が一緒って
どういうことでしょうか?な状態
「頼まれ過ぎだよね、あきらかに」
そういって、車に積み終わった荷物を見て篠山さんは
げんなりしながら言った
「喜ぶとは思いますが、思い切りましたね~」
いつの間にかに仲良くなった二人が、篠山さんと
楽しそうに笑ってる
あれ?なんか・・・ちょっと嫌かも
胸の辺りが、もやっとした感じになって
嬉しくない
さっきまでの高揚した気分がしゅるしゅると
しぼんでいくのが解る
昨日も、そうだった、焼き肉屋さんについた途端
篠山さんの近くの席は二人で
私はずっとりっちゃんと話してた
それは、それで良かったし
楽しかったけど、篠山さんが私に話しかけても
なんか、邪魔されちゃった
「ユキちゃん、後でね」
そう言って、きゅっと手を握って来た
うん、後で話、聞いて下さい
これって・・・嫉妬・・・なんだよね?
今日は、2日目ということもあって
昨日は16時閉場だったのが
今日は15時閉場
だけど、今は14時で、私たちは、撤収しちゃいました
それもそのはず、服が無くなり、
りっちゃんの方も、残り僅か
だから、この荷物は、ハンガーラックとか
ハンガーとかの大物で
それと同じぐらい、買った篠山さんは
明らかに凄い量の買い物をしてるってわけ
ピリリリっと携帯の音が鳴って
篠山さんが、ちょっとごめんと二人に謝って
電話に出る
「!!・・けた??・・・!ま・・とか」
離れてる私の場所でも、聞こえてくる電話の声
「声でかいって、殆ど行けたって
飯喰って帰る時また連絡するって
ああ・・・
うん、じゃぁな」
そう言うと、ぱちんと携帯を閉じてこっちを見て
肩をすくめた
それのパフォーマンスにちょっと笑いあったけど
まだ、胸の奥でもやもやしたものがあるのが解る
パスタ屋さんは、行きたいなぁと思っていたところで
美味しかったし、みんなで分け合ったから
いろんな種類が食べられて良かった
お店の人も陽気で、歌いながらピザを持って来たときには
私たちも笑い転げて、大変だった
「えー、送って下さいよぉ~
ご友人の所から近いんで~」
なんて、言う声が聞こえるまでは・・・・
その瞬間、私の世界はぴしっと音を立てて凍り付いた
だけど、りっちゃんの友達で
いつもイベントを手伝ってくれてる仲間で
こういうおつき合いは、私より長いはず
小さなイベントは、私は手伝ったけど
今回みたいな大きなイベントは始めてで
私より、彼女たちの方が役に立ってたのは事実
「ダメダメ、ここで解散
それに、ユキちゃん家寄って
荷物下ろしてからだから、遠回りだよ」
優しい笑顔だけど、どこか芯の通ってる声で
彼女を窘める篠山さんは
私よりずっとずっと大人で、
情けないぐらい嫉妬してる私のが恥ずかしくなった
「それからでも良いですから~」
なんて、まだ言う彼女
「篠山さんは、ユキちゃん専用のお手伝い人員だから
邪魔しちゃ駄目だよ」
ぽそりという感じに話したのに
その声は、意外なぐらい響いた
しんっとするテーブル
篠山さんを見る私たち4人
「やだなぁ、照れるよ、その説明」
そう、言ってふにゃととろけたような笑顔で笑った
その瞬間、私は、彼女たちににらみ付けられた
・・・えぇ?!
なんで????
そんな、人を視線で殺せますみたいな顔で
にらまれることなの???
彼女たちと篠山さんとは、昨日知り合ったばかりだし
もともとの知り合いでもないのに
なんで、そんな風ににらまれなきゃいけないの???
「じゃぁ、私たち帰るね~
ゆっくり寝たいし、
また次のイベントでね
ごちそうさま~」
そう言って、席を立った
買ったものは、宅配にしてるし、荷物は小さいけど
そのあっさりとした行動に、私は置いてけぼりになった
えぇー、なにそれ~
ちょっと、いきなり過ぎませんか?!
ちょっとベクトルが変わってきましたねぇ~ということで、楽しくなってきたかな?地球編!今日の朝食風ですね
夕食の北海道缶詰にはいったお米ーとハムの厚切り2枚と目玉焼き、ピーマンと椎茸の塩胡椒炒めと、ケチャップソースのパスタに冷や奴、胡瓜の塩もみ+おかか+ちりめんじゃこと餃子でしたー、不思議な料理ですが、うまー、食品数も結構いくし、良いねぇからむふふー




