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竜の国を知ろう2

基本、前書きを書くのは今回で最後です、15禁シーンがある時、なんらかの警告がある時のみ利用します、それ以外は、本文+後書きにしますー

「お話しましょ」

軽やかな声、子竜ちゃんたちは、

お腹一杯になってくぅくぅと寝てる所に

彼女はやって来た


「あ、はい、良いですよ」

そう言って、頷くと、手招きされる


あー、やっぱり、他の子は苦手なのかな


膝枕してあげてた、べにあかちゃんの頭を

そっと下ろして、そっと立ち上がって

彼女の方に向かった


誘われて辿り着いたのは、木の幹なのか根っこかが

うねうねと絡み合ってる場所

うーん、なんだろう、ふわふわして

気持ちのいい場所かもここ・・・


「わたくし、貴女がそだててる、あやめの次に若い竜なの」

うん、そうだと思った

だって、行動や声が若い

きゃぴきゃぴしてて

女の子って感じの雰囲気だものね


「紫竜は、数がすくないから、世界の均衡を取り戻せずにいたの」

そっと木にふれて彼女は語る

憂いを帯びた目が、今にも泣きそうで、抱き締めてあげたくなる

でも、ずっと大きい竜の体

そっと、足先を撫でてみる


「やさしい人、人ってこんなにも、優しくなれるのね」


もしかしたら紫竜は、他の竜より人に対して排他的なのかも

私は子竜ちゃん、ううん、あやめちゃんを育てて

種を育ててるから友好的なのかな


「あなたは、本当に優しい人

 王を救い、愛し、そして愛されてる人」


え?王を救う????愛する????

そして、愛されてる????????


え゛ー、それは嘘だよー

だって、諸悪の根元から、何時だって憎まれ口しか頂戴してないよ

あとは、あきれ声とか


「いい匂い」

すんっと鼻をならして、私の匂いを嗅ぐ

ううう、みんなの匂いしますか・・・


「竜の花の匂い」

うっとりした、透明度の高い瞳がすぅっと細められる


「竜の花?」

なんだろう・・・そんなもの触ったっけ・・・

紫の木の花のことなのかな・・・

花咲くのかな、見たことないけど


「あなたの住む山の中にあるでしょ?」

私の顔に疑問が出てたのか、おかしそうに笑って

紫竜の少女は答えてくれた

花といえば、水の王さまの花ぐらいしかないけど

それで良いのかなぁ


「水の王さまの花のことですか?

 蓮のような感じの」

手で、形を作って聞いてみた


くすくすと笑って頷く


「そ、貴女は水の王ってよんでるのね

 代償の姿のまま寿命が尽きるまでそこにいる呪われた者

 そして、祝福されし者」

たしかに、3人の人の王と竜の王が犠牲となって

召還したり、小型化したり、人型化したりって

かなりの力を使うことをするって聞いたよね・・・


そして、残った寿命をあの木の中で過ごす

たしかに、竜からは祝福されるかもしれない

竜の為を想い、竜の為に行った事

だけど、それはあまりにも哀しい出来事かもしれない

私なら、恨むかもしれない

先に逝く仲間を、そして、今を生きるものたちを・・・

大儀の為に行い、そのまま生きるんだもんね

あの姿のまま、長いながい時を・・・


地球でいうと、大儀の為に行い、死刑宣告されて

監獄で、無期懲役で、いつ死ぬか解らない状態におびえ

生きて暮らすようなものだよね・・・

昔、そんなテレビ番組みて、その日眠れなかったもん・・・

私なら、どうするんだろ

ううう、考えたくない、うん、辞めよう


「貴女は、ずっとずっと愛してくれたのね

 だから、花が咲いた

 それは、王が幸せと感じてる証拠

 王の罪は許され、王は幸いとなってる」


ぞくぞくと鳥肌が立つような竜の声

歓喜に震えてる、それが一番あってるかも

その声に感化されて、私も泣きそうになる

うう、なんか情緒不安定なのかなぁ

さっきから、影響受けまくってるよね、私


「王は、幸せ、私たちも幸せ

 ありがとう」


そういって、ぽんっと木を叩く

ぎしぎしと音をたてて、絡み合った木に空間ができていく


そして、その中には、卵


うす紫色の卵が3つ


まだまだ、ちっちゃな卵

さわったら大変なことになるから触らないけど

早く大きくなって出ておいで

みんなが待ってるよ


そっと呟く、

少しでもいい、何かをしたい

そう想う気持ちを言葉に出す

自己満足でもいい、そう思って顔をあげると

少女の笑顔

びっくりしたけど、私も微笑み返す

みんな、育て~そだてっ!

と、いうことで、卵みせてもらっちゃいました~、こう言うとき、さわれないのってちょっと残念だよね~、今日のねこばばクッキーング「天麩羅と、茶そば」天麩羅かき揚げ丼にして食べちゃったよ、あっははは炭水化物バンザイ! では、また明日!

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