【資本主義社会】の人生は、皮肉な物だ
高校入試の合格発表の当日、
『イケメン君』の合格を知った時は、
自分の事の様に嬉しかったな。
自分自身の合格は?
それは、
『合格発表の前日には、連絡が来ていた』から、
別に、何とも思っていなかった。
落ちると思った事など、
一度も無いし。
学校でも、
そう言う扱いだった。
中三のニ学期の三者面談では、
「行動面がマトモになった」話しか、
されなかったし、
三学期になると、
「時間が足りないから」
と、
私の三者面談だけ、
カットされた。
『合格発表の前日に、合格の連絡が来ていた』事実に関しては、
日本は、
昔から【不正と忖度の国】だった、
という事で。
話はズレるが、
地元の公立高校の合否でさえ、
正式な合格発表まで待たねばならない立場の人が、
「自分は現実主義者です」
とか、
「自分は保守です」
とか言っているのは、
滑稽でしか無い。
現実を知っているんですか?
ついでに、
『イケメン君』は、
定員四百五名中、四百六位で合格した。
これも、また、
日本は、
昔から【不正と忖度の国】だった、
という事で。
話を戻すと。
大学入試はねえ。
結論から書くと、
『イケメン君』の親戚は、
二人共、T大へ行った。
こうなっちゃうとね。
『イケメン君』は、立場上、
選択肢が東○芸術大学の美術しか。
話は、また、ズレるが。
私の認識では、
日本最難関大学は、
東○芸術大学の美術だ。
二十四歳の時、
新宿に在る予備校へ行った事が有る。
その予備校のビルの上の階から、
『北斗○拳』の悪役の様な人達が、
ゾロゾロと、階段を降りて来て。
(注、この頃、『北斗○拳』は『少年ジ○ンプ』に連載され始めた)
(何だ? コイツ等は?)
(どう見ても、
二十四歳の俺よりも、年上じゃねぇか!?)
後に聞いたら、
この予備校の上の階には、
系列の芸術系予備校が在ったらしい。
この時、既に、
私は、
医学部の感覚に浸り切っていて、
多浪とか、
医学部に入り直す人とかに、
慣れていた。
ちなみに、
私が知っている範囲では、
純粋に大学を落ち続けた最多浪は、
十四浪だ。
そんな私を驚かせるとは!
芸術の世界は恐ろしい。
話を戻すと。
さすがに、
東○芸術大学の美術を目指すのは、
地獄過ぎるだろ!
ここで、突然、
【資本主義社会】の話になるけど、
【資本主義社会】とは、
1 どれだけ資産を持っているのか?
2 その資産を年利何%で運用出来るのか?
この二つだけだ。
資産十億円を持っていれば、
年利1%で運用しても、
年収一千万円。
生活には困ら無い。
年利1%だったら、
特別な能力が無くとも、運用可能なんだよ。
アパートやマンション等の投資物件の広告では、
表面利回りだけなら、
ほとんど10%を越えている。
資産の少ない人はねえ。
結局、
ハイリスク・ハイリターン狙いしか無いんだよ。
能力の高い人達が、
それに挑むんだけど、
詐欺に引っ掛かるか?
逮捕されるか?
なんで? こんな事を書いたのか?
そう。
『イケメン君』の親戚が、
逮捕されちゃったんだよ。
最も優秀で、
最も人望が有って、
最も期待されていた、
T大法学部へ行った奴が。




