「『ぬう坊』がイジメられている!」 (6)
いつもの調子で、傍若無人を働いちゃたけど、
相手が頭が良くて、
本当、助かったよ。
底辺不良中学と書くと、
(IQが低い?)
と勘違いしている方も、居られるかも知れないが?
私が通っていた底辺不良中学の連中は、
知能が高いんだよ。
発表が有った。
中三の最初に、
知能検査と学力検査が行なわれて。
その結果を見た担任の女教師が、
クラス全員のデータを読み上げたんだ。
その女教師は、
転任して来たばかりだったからね。
地元じゃ有名な底辺不良中学の真実を知って、
怒りが込み上げて来たんだろうね?
その当時は、
個人情報保護の観点なんて無かったんだけど、
さすがに、知能検査の結果を公表するのは!
そこで、
その女教師が読み上げたのは、
彼女の逆鱗に触れた? 数値だった。
その数値とは?
各生徒の知能検査と学力検査の結果を、
統計的に比較した物。
その女教師の説明では、
誤差を考慮に入れても、
『+6』以上なら、
【努力している】と評価して良く、
『−6』以下なら、
【サボっている】と断定して良い。
結果は。
最高値は、
『+12』だった。
凄ぇよ。二倍は!
『+6』で【努力している】だったから、
間違い無く努力家だ。
『どうやって? 日本を衰退国へ変えたのか? 〜 教育編』の第四話で書いた、
NとAだった。
素晴らしいよな!
この二人は!
底辺不良中学には、もったいない人材だ。
ただ、
日本は【資本主義社会】だからね。
この二人は、出世とは無縁の人生を送った様だが。
ついでに、
同エッセイの第十二話で書いたMは、
『+6』。
『+6』以上は、
クラスで、、この三人だけだった。
これを大学名で書くと、
東北大学と慶應義塾大学が『+12』で、
早稲田大学が『+6』となる。
私は、
『−13』だった。
まっ!
ガリ勉君に転向する前だったから、
こんなもんか?
最低値は。
『−23』。
私よりもウルトラパーがいたよ!
なんだよ? 『−23』って!
あと、もうチョットで、四倍じゃねぇか!
二倍で東北大学や慶應義塾大学へ行けるのに。
コイツは、
第六話で書いた、
殺された『ガンジー』に、
「中一の時は『山下二世』で、中二になったら、△△(注、私の苗字)か!」
と言って、
私に謝罪して来た奴だ。
コイツとは、
テストの時間中に、毎回、遊んでいたな。
私は、一応、全問解答してから、ふざけ始めるんだけど。
コイツは何してたんだ?
「じゅじゅじゅ」
とか、
くだらねぇ事を言うのが、テストの時間中だと面白いんだよ。
話はズレるけど、
定期テストの最中に、
テストの答を大声で言っちゃた事が有る。
あの時は、
クラス中が大騒ぎになったなぁ。
話を戻して、
全体的な事を書くと、
昔だったから、一クラス四十人以上いたんだけれど、
マイナスじゃ無い人は、
5〜6人しか、いなかった。
統計的な数値だから、
二十人以上いるのが、一般的なのに。
そりゃ、
担任の女教師が呆れるわな!
真実を知れば!
これでも、
偏差値65以上の高校だけで、
このクラスから、七名が行った。
どんだけ知能が高いんだよ!
もちろん、
中学の偏差値65なんて、
誰でも取れる成績である事は、認めるが。
『なろう』でも、
低学歴正義教の方々が、
色々書いているけど、
底辺不良中学出身の私が読むと、
妬みにしか、思えないんだよね。




