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54話 予言

「昨日逃げた言い訳を聞かせてもらおうか。淳君」


今は水族館で取材しているところにちょうど鉢合わせした時、何か面倒ごとになると察したであろう淳が俺たちを置いて逃げたことを問いただしている


本当は昨日したかったが、淳が「酔ったので前に行かせてください」とか明らかな嘘を言って、学校に着くとそそくさと帰って言ったので無理だった


ちなみに何故か昨日、校外学習が終わってから凛は不機嫌で機嫌を直してもらうのが大変だった

最終的には俺しか得しない凛との同じベッドで添い寝で機嫌は直りました。とても凛が可愛かったです


「違うんだよマサト、俺は昨日トイレに行ってたんだ。そして戻ってきたら質問コーナーとかやってたから入りにくかったんだよ」


淳は昨日丸一日考えたであろう言い訳をした。なんでこういうところだけ変に頭が回るんだよ

後質問コーナーの話はしないでくれ、結構心にダメージを負ったから。いや、待てよ。もしかしたらこいつそれを分かってやってるのか?それならいい性格してるけど・・・・・・


「じゃあなんでそれを昨日説明してくれなかったんだ?」

「ほら、昨日はバスで気持ち悪くなったから説明出来なかったわ。スマンな」


くそっ!まぁ仕方ないか


「まあ、そういうことにしと」


どう考えても嘘だと分かるがそれを証明することが出来ないので今回は諦めるとしよう


「ありがとな、ちなみに昨日凛ちゃんはどうだった?」

「なんか不機嫌だったけど・・・・なんでそんなこと知ってるんだ?」

「普通にちょっと考えたら分かるわ」


普通分からんだろ


「お前は超能力者か?」

「実はそうなんだよ」

「なら俺に起こるであろう不幸なことを予言してくれ」


そう言うと淳は少し悩んでからこう言ってきた


「1週間以内に誘拐されて監禁される」

「マジでありえそうな奴辞めてくれ」


この時代だったら全然ありえそう、というかたまにニュースになってるからな。しかも最近制服でテレビに出たから学校もバレてるし


「そして誘拐犯はマサトと仲がいい人で誕生日の前日当たりが危なそうだ」

「もう辞めてくれ、聞けば聞くほど怖くなってくるから」

「そんなにか?別に適当に聞き流せばいいんだよ。なんなら俺もやってくれよ」


淳がそう言うならと思い俺は少し考えてみた


「淳は将来一人の女性を病的に好きになり、その人以外の女性に見向きもしなくなるでしょう」

「・・・・・・」

「どうしたんだ?」

「実はさ、俺の親父は事故で死んでるんだけどさ」


急に反応しづらいこと言わないでくれよ

気まずそうな俺に気付いたのか淳は補足してくれた


「あ、別に親父のことは今はいいんだよ。それに俺が2歳くらいの頃にはもういなかったから記憶もほとんどないし」


なんかそれはそれで淳のお父さんが少しかわいそうだけど・・・・


「それでその親父が俺の母さんのことをヤバいぐらい愛してたらしくてな、遺伝子的に考えたら俺もそうなるんだよ・・・・・・」

「まあ、そうならないことを祈っておけ」


無言で頷く淳に俺はこう思うのであった


やっぱりこの会話辞めといたらよかったな、と。

もしかしたら淳にネタバレされたかも・・・・・・

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