出会い
『JUNK HEAD』という映画をサブスクで観ました。
数年前に界隈で流行ったSFストップモーション映画です。監督が1人で、7年かけて作ったらしいです。
狂気の沙汰としか思えない作り込まれた世界観――その衝撃によって、俺の脳みそが炸裂しました。
これを観る数分前まで、俺は創作から少し距離を置こうと考えてました。
何か決定的な事があったわけじゃないけど、なんか、ほんともう、やっぱり、ダメだよなぁ、って思ってました。
ノルマにしていた週一の投稿も諦め、仕事のストレスで疲弊した頭で、俺のお話なんて所詮はクソなんだよなって悲観し、自分の才能の無さに絶望し、報われない努力を嘆いていました。
でも、そんなんじゃねえだろ、と。
そりゃ、やってきた事すべてが報われるわけじゃないけど……書くことを諦めてしまうほどに、俺は何かをやり切ったわけじゃないだろ、と。
そう感じさせられました。
鉛筆は、鋭く尖らせれば尖らせるほど、より複雑で緻密な世界を描くことが出来ると思います。
まだまだ、削り足りないはずです。
もっともっと削り続ければ、もっともっと理想の線を描けるはずなんです。
モチベーションを失った時、それを復活させてくれるものって、あんがい外の世界からふわーってやってくるのかもしれません。
それは音楽だったり、映画だったり、漫画や小説だったり、現実での出会いだったりするんでしょう。
俺は救われた気がしました。
もしかしたらまた、暗がりに落っこちちゃうかもしれないけど、少なくとも今は、目の前の薄暗い霧は晴れました。
そんな出会いが、創作で苦しむ人々の岐路に、なんらかの形で現れ続けて欲しいです。
実際は、Ajuさんとの『コラボ』も控えてますし、全く書かないつもりではなかったのですが、なんだか満足いくものが書けないような不安感がありました。でも、書けそうな気がしてきました!!
メンタルって本当に重要ですね。
あと、例に挙げた映画は続編が6月に公開されるらしいですね。観たいなぁ……




