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支援特化と怪しい

なんか、こう。ものすごーく時間が空いて、自分自身驚いてます。


ほんとごめんなさい。


少しずつ?多分?きっと投稿していきます。


絶対読者さん内容分からないと思うので、少しだけあらすじ載せときます。


主人公有瑠真七海は、ゲームを始めてすぐに自称支援特化の化け物と化します。


有瑠真七海って誰?と思うかもしれませんがプリンの実名です一話にチラッと出てます。


それを見て強くなろうとした遥、ゲーム内ではリングですが。リングはカンに頼って森を散策していたところ七大眷属クエストという超難関でプリンが強化された一因となったクエストを発見。


挑戦すると中には炎を纏った獅子の獣人。


戦い。


がんばるぞー!


で、今回の話に移ります。


ほんとすいません。



先に動きだしたのはリング。


滑るように地を駆けた。


「〖炎纏〗!」


スキルを発動させ。接近。


すると


「〖炎霊〗」


ライオはそれに答えるように、スキルを発動させた。


次の瞬間。ライオの体は炎に包まれる。それは、リングがこの空間に入った時に見せた姿と同じものだった。


姿は、もう原型を留めておらず。圧倒的な熱量が場を支配した。


どこが口なのかも分からない姿で、ライオは喋り出す。


「お前ら赤猫族は、俺たちの下位だ。その事を、今から教えてやる」

「では私は、私の()()が、あなたよりも上だと教えてあげます」

「ほぅ、やっぱり、()()()()()()


?何を言っているのでしょうか。まぁ、いいです。とりあえず、あの危険な腕は潰しましょう。


そう思い、間合いに入ったと同時に腕を掴もうとして


しかし


その手は空を切った。


「え?」


驚きに身が硬直した瞬間。間髪入れずその剛腕が振るわれた。


「おらっ!」

「くっ!」


後ろに身を全力で引いたがそれでも吹っ飛ばされ、地を転がった。


受身を取り体制を整え、すぐさまポーションを飲んだ。


っ、今のでHP半分削れたんですけど。火力化け物ですか。


というか、今。なんで、私の攻撃すり抜けたんでしょうか。


すり抜けた。うん。それが一番しっくりきますかね。


避けられた訳では無い。そこに腕があったはずなのに、何故かすり抜け空を切った。


何故か


「……実体がない?」

「お、正解だよ。今の俺には実体がなく。物理攻撃は効かない。そして、これがお前ら赤猫族を俺たちの下位だと判断した理由だ」

「そうですか」


確かに、それだと私は下位でしょう。


そして、厄介ですね。


「だからさ、諦めないか?」

「諦める、ですか」

「ああ、どうせ勝てないんだ。諦めた方が身のためだろう」


ふむ、勝つのは難しいですが。


「勝てない、ってのは、違います。それに、勝てなくても、挑むのがゲーマーですよ」


私がそう言うと、ライオさんは、少し悲しそうに、そして残念そうに「……そうか」と呟くと。この戦闘で初めて、


()()()()()()


「っ!」


まるでライオの姿が数十倍にも大きくなったような錯覚を覚える、質量を持つほどの圧倒的な威圧感が場を支配した。





─────あぁ、いいなぁ───────。


刹那。


ライオの体から炎が溢れ出す。そう、それはまるで、炎天の様だった。


「へえ」


そして、その炎天はリングを覆い隠すように堕ちた。


やばいですねぇ。まさか、ここまで攻撃範囲が広いとは。


まぁ、でも


「普通に悪手でしょ」


そう言って静かに魔力を纏い、掌底を放った。


ドンッ。


「くっそっ!魔力纏えるのかよっ!」

「常識でしょう?」

「俺らの時代では常識ではないんだよ」


なるほど。どうして悪手に走ったのかと思いましたが。そういう事でしたか。


それと……ふむ。さっきのって──────────


「考えてる場合かよっ」


ちっ。


接近する腕を躱しながら後退。


っし、掛けて接近する。詰めようとしていたライオはその接近に対応できない。大きいが故の弊害だ。


何となくわかったのだが、体の機関は元の場所にしかない。たとえ体を炎にしようと機関の場所は変わらない。


なまじ体を大きくしたせいで死角が多い。それを利用して股下から滑り背後に回った。


そして掌底で一撃。少し浮いた体を流れで足を掛け転ばし、蹴って二撃。【ファイアボール】で、三撃。


最初の一と二は、私もダメージをくらいました。


触れただけでダメージ負うとか鬼畜ですよねぇ。


ま、そうは思っても、触れないと倒せませんしねぇ。


「いいなぁっ!たのしいなぁっ!」


悩む私に対してライオさんはとても嬉しそう。


んー。このままじゃ勝てそうにないですねぇ。


とりあええず、魔法攻めで様子見、ですかねぇ。物理だとダメージくらいますし。


そう考えをまとめた瞬間。殺気を感じて背後を振り向くと。


極大の炎が鎮座していた。


「はっ!油断するからそうなる」

「っ!ちっ!」


迫る炎に対して、避けるすべがないのを悟った。


ニヤリと笑ったライオに対して少しイラッとした。なので。


あんまり使いたくないんですけど。仕方ないですね。


「【神拳】」


その次の瞬間。リングの拳は黄金のオーラを纏った。


刹那。


パァンッ。


軽快な音を響かせ。炎が、弾け飛んだ。


【神拳】1秒間に全体の1%のMPを消費してありとあらゆる物質を殴り破壊することの出来るオーラを纏う。


チート。ですが消費がえぐいのであまり使いたくはないんですよねぇ。


そう思いながら高速で接近。


「なっ!」

「まだですよ」


驚き硬直したライオに近づき、一閃。


衝撃が地を走った。


「くっそ!」


さらに、続けて。


「我流・花蝶天拳術 四の花 桜花爛漫」


静かにライオの腹に手を添え


「咲け」


衝撃が花のように咲きほこる。


我流・花蝶天拳術。数々のゲームをプレイする中で編み出したオリジナル武術。その、四つ目の型は、発勁の型から打ち出される流れる衝撃。


五本の指と手掌を起点に六つの方向に流れる衝撃は


流動体には特に効く。


「がっ!」


吹っ飛ぶライオを後目に全力で距離を取った。


なにせ


ライオのHPはもう、半分を切った。


つまり、第二形態になる。もしくはアクションが起こりやすい。


ゲームの定石ならばここは距離を取り、様子見をするところ。


そんな考えは、すぐに無意味となる。


突如として、()()()()()()()()()()()()()()


「ちっ!」


強制ダメージとかありですかっ!?


迎撃は無理。すぐに防御体制を取った。


刹那。


鳴り響く轟音。


残りHPは、一割を切った。


さらに


「これで、終わりだ」


炎を切ってライオが現れる。


回復は無理。体は硬直して避けるのも無理、防御しても終わり。


……あぁ、詰んだ。


ほんと










──────最っ高♪──────────。






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― 新着の感想 ―
[気になる点] タイトルが書いた時刻になってるかも? [一言] 生きとったんかワレェ 存在忘れかけてましたよ。 ぼちぼち更新してくれたりすると嬉しかったり。
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