アルバムの中
アルバムの中、笑うキミ、抱きしめたいよ
今も昔も、変わらない、同じ気持ちで
夏休み待ち遠しくて
いつも指折り数えてた
通信簿開くそのとき
期待と不安渦巻いて
学校を飛び出せば、夏休み始まるよ
たくさんの想い出に、出会うこと楽しみに
夏の色合い、風に揺られて
届いてきたよ、眩いくらい
無邪気になれる、時間だったよ
誰もがみんな、気持ち溢れて
アルバムの中、木漏れ日、照らしているよ
あのときキミは、ちっぽけな、子供だったね
この瞬間に、よみがえる、あの日の想い
変わることなく、焼きついた、心の中に
宿題なんか後にして
いつも遊んでばかりいた
胸躍らせた毎日は
不思議な夏の魔法かな
楽しさや嬉しさを、身体から投げ出して
たくさんの想い出を、胸いっぱい受けとめて
夏の光を、身体いっぱい
染み込ませたよ、輝くくらい
大冒険な、世界だったよ
誰もがみんな、気持ち弾けて
大人になんか、絶対に、なりたくないよ
ワガママ言った、日焼けして、過ごした夏に
想いだけでも、いつまでも、忘れないから
失くすことなく、大切に、抱き(いだき)続けて
アルバムの中、笑うキミ、抱きしめたいよ
今も昔も、変わらない、同じ気持ちで
キラリと光る、キミのこと、忘れたくないよ
あの日の気持ち、これからも、色褪せないから
(-simplex.269g.net-、2005年7月8公開)
色々探していたら、本来、「夏の唄」に載せるべきだった作品が見つかりました。
今ではスマホがあって、誰もが当たり前に写真を残していますけれど、昔は気軽に残すことはありませんでした。
何しろ現像代が結構高かったので、マニア向けの趣味だったのです。
デジカメが出来ても、そのデジカメそのものが高かったし、PCに取り込まなければならなかったので、まだまだでした。
自分たちの写真は出来るだけ残しておいたほうが、先々思い出になります。




