Sailing away
この意志を、止めるものはない
この意志を、拒む海もない
我はこれから、この海原へと旅立つ
幼き日より、決められた、さだめ
我に応える者たちよ!
この言葉を良く聞くがいい!
この帆を広げる、勇気ある者だけが
広がる海を、我とともに越えてゆけるのだ!
さあ、心から、この風を迎え入れよう
言葉のように、帆を奏で、旅立つための
余計な憧れは、今、ここで捨て去って
連れてゆくのは、己の信じる心だけ
この意味を、消せるものはない
この意味を、砕く嵐もない
果てなく遠く、荒海越えて目指しゆく
思い焦がれた、新天地、そこへ
続かんとする者たちよ!
この誘いに応えるがいい!
故郷を捨てる、覚悟ある者だけが
果てなる地へと、導かれて辿り着けるのだ!
さあ、迷いを捨て、雲の流れに目を向けよう
記憶の中に、今日の日を、焼き付けるため
見えない夢は、今、形あるものへ
変わろうとする、尊さをこの身に抱いて
さあ、太陽と、星と月が見守る下
海原越えて、はるか彼方、未知なる地まで
別れを告げた、今、ふるさとは遠く
その想い出に、懐かしむ日を待ちわびながら
(-simplex.269g.net-、2008年8月24日公開)
船に乗って、荒波を超えていく様子を描いていますが、これだと旅人というよりも冒険者ですね。
冒険の舞台となる新天地を目指して、突き進む帆船のイメージです。
きっと中世の人たちが海に出るのって、冒険そのものだったのだろうと思います。




