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-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【旅人たちの唄】

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Dawn~Sunrise

 消えゆく星の、最期の光

 その輝きに、想いを抱き

 夜の終わりを、孤独に待った

 闇の支配に、心怯えて


 星の数ほど、命は生まれ

 星の数ほど、命は尽きる

 命の定め、見守りながら、越えてゆく時

 背負った罪の、いつかも知れぬ、赦しの日まで


 今、夜が明ける

 暁に染まる地平の果て

 今、夜が明ける

 凍えた世界に温もりあれ


 朝陽が昇る、昇りゆく

 薄闇の空を朱に染めて

 星は消えゆく、消えてゆく

 願いを叶えた亡骸よ

 

 この瞬間、私は祈りをこめて

 この瞬間、私は感謝をこめて

 身体を震う、熱き鼓動よ

 力となりて、我が身を動かせ


 あなたに近づくため、私はこの頂を目指す

 あなたに触れるため、私はこの両手を差し出す

 降り注ぐ光に、命の息吹を感じながら

 生きてゆくこの意味、その答えを今ここに求め


 大空を翔る、自由なる鳥たちよ

 朝陽を翼に、どこまでも行くが良い

 風に導かれ、行き着く世界の果て

 待つもののために、強く高く羽ばたけ


 あなたに近づくため、私はこの頂を目指す

 あなたに触れるため、私はこの両手を差し出す

 降り注ぐ光に、命の息吹を感じながら

 生きてゆくこの意味、その答えを今ここに求め


 (-simplex.269g.net-、2007年2月3公開)

 二つの唄が連続して続く作品です。

 

 物語のイメージがあって、学生時代に書こうと思っていたファンタジー小説の一場面を再現しています。

 多くの人々と出会い、別れ、そしてまた孤独に戻った白銀の髪の女魔導士。

 その女魔導士は永遠に近い命を授かり、それゆえに孤独にさいなまれる人生を送ってきました。

 

 その人生の中で、大切な人との大きな別れを終えた彼女。

 絶望にとらわれそうになる中、夜明け前の星の輝き、そして昇りゆく太陽の光に希望を見出し、また新たな旅へと向かう。


 そんな一場面です。

 いつか、この女魔導士の物語を書きたいなと思いますけれど、難しいかな。

 

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