友に会いにゆこう
さあ、友に会いにゆこう
忘れられない、想い出を背負って
さあ、友に会いにゆこう
遠く、遠く、汽車に揺られながら
あの日、ボクらの向かう道は
みんな、別々のものになってしまった
けれど、心はいつも共に
今も、それは変わらない
汽笛が鳴り、蒸気は空に消えてゆく
流れる景色に、気持ちが重なって
思わず窓から、顔を出したんだよ
はやる想いが、抑えきれなくなって
さあ、友に会いにゆこう
恋しくなった、戦友たちのもとへ
さあ、友に会いにゆこう
今も、今も、思い浮かべながら
ある日、ボクらは前触れも無く
みんな、大切なものを奪われたんだ
けれど、忘れたりはしないよ
今も、あの日のままに
汽笛が響き、列車が大地を走りゆく
近づく景色に、鼓動が高鳴って
空に向かって、声を上げたんだよ
もうすぐ友に、再会できるのだから
汽笛が飛んで、時間を越えて消えてゆく
過去のボクらを、呼び戻しているんだ
離れ離れの、想いがつながるとき
ボクらは再び、一つになれるんだよ
(-simplex.269g.net-、2006年7月8公開)
コロナもあり、中々、友人に会う機会が減りました。
もう何年もあっていない人もいますし、長くて二十五年くらいでしょうかね。
年賀状のやり取りとか続けているので、少なからず近況はわかったりしますけど。
元気であればそれでいいです。
いつかまた、会えるときがくるのかな?
なんてこと、時々考えたりします。




