the lonely moon
夜空に浮かぶ蒼い三日月
いつでも一人ぼっちなんだね
そんなキミに恋をしたから
今夜ボクは会いに来たんだ
手を伸ばしてもキミは遠すぎて
とても届かない妖精みたい
泣いてばかりでいつになったら
笑顔を見せてくれるのだろう?
キミからこぼれる涙がキラリ
誰かのために泣いているんだ
それがキミの優しさだって
ボクはちゃんと知っているから
だから今度は、ボクがキミのために泣くよ
大きな声で、キミの心に届くように
流れる涙、いつか星に生まれかわり
キミと一緒に、この夜空に輝きだすよ
指折り数えた時間の中
夜空を見上げ呟く願い
不器用に踊る流れ星も
聞き逃してばかりみたいだね
キミに腰掛けて眺められたら
天使になった気持ちになるかな?
朝陽に消えて見えなくなるまで
キミのそばにボクはいるから
ボクから伝える言葉にキミは
答えてくれないことばかりでも
それがキミのシャイなとこだって
ボクはちゃんとお見通しだよ
朝焼けの空に、笑顔をボクに見せながら
キミは静かに、どこか遠くへ消えたんだ
ちょっと寂しい、ボクらのサヨナラだったけど
キミの口づけ、ボクの頬に優しく触れて
一人ぼっちの、キミはもうどこにもいない
だからボクは、もう泣くこともないんだね
流れた涙、星になって輝き出すよ
誰かの寂しさ、優しく触れてあげたくて
(-simplex.269g.net-、2005年8月15公開)




