表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【The STORIES】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

292/433

the lonely moon

 夜空に浮かぶ蒼い三日月

 いつでも一人ぼっちなんだね

 そんなキミに恋をしたから

 今夜ボクは会いに来たんだ


 手を伸ばしてもキミは遠すぎて

 とても届かない妖精みたい

 泣いてばかりでいつになったら

 笑顔を見せてくれるのだろう?


 キミからこぼれる涙がキラリ

 誰かのために泣いているんだ

 それがキミの優しさだって

 ボクはちゃんと知っているから


 だから今度は、ボクがキミのために泣くよ

 大きな声で、キミの心に届くように

 流れる涙、いつか星に生まれかわり

 キミと一緒に、この夜空に輝きだすよ


 指折り数えた時間の中

 夜空を見上げ呟く願い

 不器用に踊る流れ星も

 聞き逃してばかりみたいだね


 キミに腰掛けて眺められたら

 天使になった気持ちになるかな?

 朝陽に消えて見えなくなるまで

 キミのそばにボクはいるから


 ボクから伝える言葉にキミは

 答えてくれないことばかりでも

 それがキミのシャイなとこだって

 ボクはちゃんとお見通しだよ


 朝焼けの空に、笑顔をボクに見せながら

 キミは静かに、どこか遠くへ消えたんだ

 ちょっと寂しい、ボクらのサヨナラだったけど

 キミの口づけ、ボクの頬に優しく触れて


 一人ぼっちの、キミはもうどこにもいない

 だからボクは、もう泣くこともないんだね

 流れた涙、星になって輝き出すよ

 誰かの寂しさ、優しく触れてあげたくて


 (-simplex.269g.net-、2005年8月15公開)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ