涙のワケ
涙のワケは聞かないでって
そんな強がり見せてるけれど
どんどん涙が溢れてくるよ
何だかキミは土砂降りみたい
どうしたの?ってボクが聞いても
何でもないって誤魔化しばかり
だけれどキミの涙の跡は
やっぱりボクに嘘はつけない
始業のベルがボクらを急きたて
今日もクラスに押し込められた
だけれどボクはキミの手を取り
後ろのドアから逃げ出したんだ
こっそり二人で屋上行って
青空目掛けて大声あげたね
バッカヤロー!って何だかとても
スッキリ出来る言葉なんだね
涙のワケは何だったのか
そんな理由はもう気にしない
すっかり戻ったいつもの笑顔
それが一番キミらしいとこ
ボクら二人で寝っ転がって
八つ当たりの空見上げていたね
コンクリートの冷たささえも
何だかボクらに優しく触れて
先生の声に全てが壊れて
ボクら二人は夢から覚めた
だけれどボクはキミといられた
他の何よりステキなことで
すっかり二人で説教されて
クラスの前で立たされたよね
友達みんな冷やかしてたけど
ボクは何だか嬉しく思えた
それでもボクは涙のワケを
ちょっと今でも気にしているよ
中々会える時間は無いけど
いつか教えてもらえるように
(-simplex.269g.net-、2005年7月6公開)




