表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【旅人たちの唄】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/433

旅人の唄

 海は限りない、夢の形のようだね

 波の白さと潮騒の音、耳を澄ます

 

 夢見る眼差しは、風に乗って、

 海を越えて、見知らぬ大地へ飛んでゆく


 想いが消えぬこと、信じて、ボクは祈るよ

 この旅が、どこまでも、ゆけるようにと

 

 遥か遠く、故郷を旅立ち

 歩き続けてきたんだ

 自分だけの答えを、見つけたいから

 例え儚くても、いつか、きっと


 大地は果てしない、心の広さみたいで

 土の香りと緑の揺れ、感じている

 

 溢れ出る心の、力強さ

 誰も知らない、世界へボクを導くよ


 想いは燃え尽きぬ、永遠の、炎のように

 この旅を、いつまでも、照らして欲しい


 数え切れない、夢を抱いて

 歩き続けてゆくよ

 ここに生まれてきた意味、わかりたいから

 今はわからなくても、いつか、きっと


 空を駆ける、渡り鳥たち

 何を届けにゆくんだろう?

 どこかの空の下で、出会いたいから

 今は追いつけなくても、いつか、きっと


 遥か遠く、故郷を旅立ち

 まだ歩き続けているよ

 自分だけの願いを、叶えたいから

 今は叶わなくても、いつか、きっと


 (-simplex.269g.net-、2006年2月2公開)

 この章のテーマとほぼ同じタイトルですね。

 今回掲載するためにストックをあさっていて見つけました。

 

 十六年前に載せたものですけれど、この時期の作品をまとめて読み返したのは、今回が初めてかも知れません。

 心の中の不安定さ、複雑な感情などを、旅人という形で何とか外に吐き出していたのだろうと思います。

 

 この時期は行き先が全く見えない状態、生きていく上で夢中になるものも、目標になるものも殆ど失われていた状態でしたから、寂しい感じな作品になってしまったのだろうと思います。

 言うなれば、旅人なのに迷子になっている感じです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ