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RAIN
冷たい雨の雫、ボクの頬を濡らした
寂しげな曇り空、大粒の涙見せて
雨宿りのカフェにて、ボクは頬杖ついて
ガラスの向こうの空、ぼんやりと眺めてる
忘れていたキミへの返事でも
少し書いてみようと考えて
たわいも無いことつづってみても
届かぬ思いは雨に流れて
昼下がりの通り雨は、しばらく止みそうにも無い
どうせならボクの心も、すっかり洗い流して
雨があがるころには、太陽が輝いて
青空が広がるよ、綺麗な虹とともに
キミの流した涙、やがて消えてなくなり
この空を流れてく、白い雲に変わるよ
気づかなかったキミの心に
ボクは随分と傷をつけたね
傷に触れて初めてわかった
キミがどんなに大切なのかと
夕暮れのにわか雨の、後に夕焼け広がって
離れたボクらの心も、また寄り添いあえるんだね
突然のにわか雨は、気持ちを見つめ直すとき
これからもボクらの心、ずっとそばで支えあおう
(-simplex.269g.net-、2005年5月22日公開)




