表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【The RADIO SHOW!!】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

218/433

At a street corner

 あの街角からちょっと覗けば

 何が待っているのだろうかって

 そんな空想を膨らませたら

 踏んだステップで行ける気がした


 退屈に続いていく日常に飽きたとき

 ひょっとしたら、別の世界へ続く道が見つかるのかも

 そんなふうに思っていた小さかった頃は

 どんなことも、何か新しい発見しかなかったんだ

 

 大人になった今の私に

 あの日の気持ちどこにあるのだろう?

 忘れてきたのか、それとも失くしてきたのか

 わからないけれど、何だか少し寂しいと

 

 この街角で待ち合わせたけど

 トモダチは少し遅れるみたい

 さっき届いたメールの返事を

 考えていたら時間が過ぎた


 穏やかに続いていく毎日は大切で

 うっかりしたら、するり落としてしまいそうで気は抜けないけど

 だけど時々心のベルトを少し緩めて

 楽にすると、気づいていなかったことに気づいたりするよ


 街角で待つ今の私は

 あの頃と何かが違うのかもね

 変わらないのは、トモダチといられる気持ち

 時間が過ぎても、あの時のままここにいる


 もっと大人になった時には

 違うこと考えているのかもね

 それでもきっと、私は変わらないだろう

 同じ気持ちで、トモダチを待っているはず


 (-simplex.269g.net-、未発表、2017年5月頃)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ