こんな不思議な夜に
こんな不思議な夜に
家を抜け出したんだ
みんな寝言言ってる
月が綺麗な夜に
こんな不思議な夜に
風が騒いでるんだ
好奇心だらけの
涼しげな夜の風
ボクは一人ぼっちで、この世界の王様
でもキミは特別に、この世界に招くよ
さあ、目を覚ませよ! 叩き起こすよ!
ほら、キミも家を、飛び出してこいよ
さあ、目を覚ませよ! 顔を洗えよ!
ほら、キミは月の、お姫さまだから
こんな不思議な夜に
夢を飛び出したんだ
みんなイビキかいている
月が歌う夜に
こんな不思議な夜に
星が流れてるんだ
願いごとをたくさん
かなえる流れ星が
ボクら二人ぼっちで、この世界を見つめて
遠い星の国まで、これから旅に出るよ
さあ、目を開けよ! 勇気出しなよ!
ほら、翼広げ、星の海の中
さあ、目を開けよ! 顔を上げなよ!
ほら、キミは星の、お姫さまだから
さあ、羽ばたいてよ! 飛んで行こうよ!
ほら、翼はいつも、一緒にいるんだ
さあ、羽ばたいてよ! どこまでもずっと!
ほら、キミは宇宙の、お姫さまだから
(-simplex.269g.net-、2005年9月17公開)
自分以外のみんなが眠っている夜のファンタジーですね。
こういうシチュエーションは、自分が子供の頃からあったと思います。
ああ、そう言えば、みんなのうたでありましたっけ。
確か、「メトロポリタンミュージアム」だったような。
小学校の音楽の授業でも歌った覚えがあります。
この作品を読み返すと、主人公のボクは「王様」で、気になるキミは「お姫さま」。
これ、おかしいなって今更ながら気づきました。
ここは王様じゃなくて、「王子様」とか、「魔王様」みたいな感じだろうと思います。




