終わらない想いを、風に乗せて
終わらない想いを、風に乗せて
その風、追いかけて、旅に出たよ
色褪せない勇気、好奇心を
詰め込んだリュック、背負いながら
終わらない想いを、風に乗せて
その風、掴むため、一歩一歩
例えボクの道が、閉ざされても
想いを失くさねば、道は拓く
知らない街の、知らない人たち
だけれど何故か、暖かくって
疲れた身体、癒してくれる
泉のような、心なんだね
月が昇るよ、星が輝くよ
みんなが歌い、みんなが踊る
今夜は宴、ボクも笑うよ
せめて今夜は、無邪気になろう
月が消えるよ、朝陽が光るよ
街はいつもの、顔で寝ぼけて
朝陽を浴びて、歩き出すのさ
一夜の思い出、大切にして
終わらない想いを、風に乗せて
その風、道連れて、旅は続く
くつ紐を結んで、かかと鳴らし
大地の息遣い、感じるのさ
終わらない想いを、風に乗せて
その風、問い掛けて、立ち止まるよ
分かれ道に立って、迷いのとき
好きにすればいいさ、そう答えた
知らない道は、知らない場所へ
ボクの気持ちを、誘い出すのさ
何が待つのか、わからないから
終わりの来ない、旅なのかもね
月が昇るよ、星が輝くよ
今夜はここで、休むとしよう
くつを放って、足投げ出して
草に寝転び、星を見るのさ
月が消えるよ、朝陽が光るよ
新しい日が、始まったんだ
風を追いかけ、歩き出すんだ
終わらぬ旅を、終わらせないため
(-simplex.269g.net-、2005年9月15公開)
読み返して気づきましたが、結構長い作品ですね。
異世界ファンタジーの世界で、一人旅するなら、こんな感じがいいなという憧れが感じられます。
一人旅は、実は殆どしたことがなく、相変わらず憧れのままです。
三十代中頃まではそんな気持ちを持っていましたけれど、家族が立て続けに病気になったり、派遣社員だったので貧乏だったしと、実現しませんでした。
一人旅じゃないですけど、大学時代、同じ研究室の友人がお金持ちで、蓼科にある別荘に連れていって貰ったことがあって、その旅行が今でも一番だなって思っています。
いつかまた、ここは自分で行ってみたいと考えています。




