日記と日めくりカレンダー
めぐりめぐる季節の顔も
面影を残して、次へとつないでいく
ひとつひとつ綴る言葉に
楽しい出来事も、少し増やせたのかな?
ぶらりふらり落ち葉を踏んで
遠回りな暮らし、今日は忘れてみましょ
くるりくるり風見鶏さん
吹かれる木枯らしに、冬がやって来たねと
こんなふうに、ふと、思ってみたよ
夏の日、どんな私、見せていたのかな?
笑っている、今、私がいるのは
きっとね、自分らしさ、伝えられたから
色あせた街並みの、ちょっとした寂しさ
知らないみんなも、とても慌てているみたい
のんびりな私でも、何だか気になるの
今夜の日記に、このことを残しておこう
めくりめくる日めくり暦
痩せゆく姿は、年の瀬を気づかせる
一人ひとり顔を浮かべて
何を伝えようか、白い葉書き眺めて
のらりくらり今年を過ごし
来る年を思って、鬼に笑われたけど
ゆらり揺れてたゆたうような
日々の穏やかさは、何よりの願いごと
いつも同じ、でも、悪くないかな
奏でる、四季の音色、だって好きだから
それでいいよ、そう、あなたは言った
生き方、それぞれだね、いつもありがとう
過ぎてゆく年月は、ひょっとする楽しさ
気取った姿に、いつも憧れを重ねて
忘れたい出来事を、包み込んでくれる
そんなあなたの手、ずっと掴んでいたいから
きらめいた街並みに、ほっとする愛しさ
貰ったばかりの、来年の日めくり暦
作りたい思い出を、これから見つけましょ
日記帳の中、二人の言葉つづるため
(-simplex.269g.net-、2011年12月25日公開)




