Carrying on my shoulder
まだまだ続く自由な旅路も
いつも気楽なことばかりじゃない
何だか雲行き怪しくなって
一雨きそうな今の天気さ
ゆっくり行けよと雨が歌うよ
どこかで一息つかなきゃならない
たまには道を外れてみても
何か良いことあるかも知れない
この肩の荷は、まだ軽くなりそうもない
歩いた分だけ、足跡が背中押すのさ
生きることとか生きてくことも
肩に重たくのしかかってくる
今にもボクは潰れそうだよ
足踏ん張って頑張らなくちゃ
明日は一体どうなるんだろう?
金や天気も気まぐれ過ぎて
そんなことより今日の夕飯
今日を生きなきゃ明日は来ないさ
この肩の荷は、まだ軽くなりそうもない
失くした分だけ、何か見つけていくからさ
今ある自由に溺れるなんて
そいつはただの自分勝手さ
どこかの誰かが説教したけど
そういうお前は何様なんだ?
夢が破れた悔しさなんて
格好つけて話すもんじゃない
死んでく者の寂しさ見ろよ
そいつに比べりゃ恵まれてるのさ
この肩の荷は、まだ軽くなりそうもない
忘れた分だけ、何か覚えていくからさ
流れる雲に訊ねてみたんだ
どっちの道が正しい道かを
楽な道より苦しい道を
選べばいいさと笑って言ったよ
今日の終わりはボロい宿屋で
安っぽい酒ひっかけている
それならせめて夢の中では
うまい酒でも飲ませてくれよ
この肩の荷は、まだ軽くなりそうもない
痛みの分だけ、また強くなれるだろうさ
この肩の荷は、まだ軽くなりそうもない
誰かの分まで、担いで生きているからさ
(-simplex.269g.net-、2005年7月12公開)
渋いロック調のイメージで書いたものですね。
一人旅ですけど、孤独感はなくて、「まあ、どうにかなるんだから、がたがた騒ぐんじゃない」的な感情を主人公に持たせています。
肩の荷はどうだろう?
歳を重ねるごとに何か面倒ごととか、なんとか、色んなものを担がされている感じがして、楽な気持ちにはなれません。
けど、改めて読むと、「ボク」というのは違うかな~(笑)。
一回だけ出てきましたけど、そこだけ書き直したいです。




