帰り道
二人、肩を並べて、歩いた帰り道
お喋りが、ずっと、終わらぬ嬉しさ
夕焼けが、背中を押してくれたね
無邪気すぎる、笑い声を、茜雲に乗せて
明日もまた、一緒の帰り道
帰ろうねって、キミと約束した
どんな明日、やって来るんだろう?
わからないけど、楽しみにしていよう
今日が終わっていく
また明日、また明日なんだね
出来なかったことが、明日、出来るように
沈んでいく太陽に、そっと呟いた
二人、寄り添いあって、歩いた帰り道
ぬくもりが、そっと、伝わる幸せ
星空が、二人を見守っていた
漏れる吐息、白くにごり、月明かりに消えて
明日もまた、一緒の帰り道
帰ろうねって、キミと約束した
どんな明日、迎えられるんだろう?
わからないなら、それでも良いんだよ
今日も終わっていく
また明日、また明日なんだよ
言えなかったことが、明日、言えるように
輝き増した三日月に、そっと呟いた
今日が終わっていく
また明日、また明日会おうね
二人だけの未来が、明日、届くように
終わりを告げる今日の日に、そっと呟いた
(-simplex.269g.net-、2005年12月03公開)
学校の帰り道は、クラスメートと一緒に帰っていましたけれど、それがまた一つの楽しみでもありました。
まだ家の周辺が開発されていなくて、人も車も少ない中、のんびりとお喋りしながら帰るのが好きでした。
今では人だらけ、車だらけ、家だらけ。
のんびりと歩いた帰り道の面影はありません。




