白雪に想う
舞い上がる白雪とその世界に立つボク
つま先の冷たさに儚さ感じながら
今は誰もいない孤独を気取る公園
雪化粧のオブジェは沈黙を守ってる
置き去りにされた雪だるま一つ
さっきからじっとボクを見つめてる
そんなに見たって何にも無いぞと
呟く自分にちょっと苦笑い
師走の年の瀬、慌しいけど
せっかく降った、白雪に想う
今年のボクはどんなだっただろう?
来年のボクはどんなボクなのだろう?
舞い降りる白雪とその色に染まるボク
襟元の冷たさに悔しさ感じながら
今も賑わっている歳末商店街
福引に福求めて無邪気にはしゃいでる
通り過ぎてくバスや自動車も
帽子代わりに頭に白雪
慣れないチェーンかき鳴らしている
やたら寒そうにエンジンうならせ
今年の年の瀬、騒々しいけど
せっかく降った、白雪に想う
今年の恋はどんな恋だっただろう?
来年の恋はどんな恋なのだろう?
去り行く年の瀬、落ち着かないけど
せっかく降った、白雪に想う
今年も色々ホントにありがとう
来年も色々ホントによろしく
(-simplex.269g.net-、2005年11月26公開)
ちょっと早いですが、当時の年末が近づく頃には、こんなことを書いていました。
自分の住んでいるところは、年末に雪が降ってつもることは、滅多にありません。
2005年は、やりたいことが失われて、ポッカリとした時期でした。
それがようやく終わりを迎えつつも、来年はどうなるのか、不安もありました。
当時は派遣社員で、単価も低く、貧乏人でしたのでね。
2006年は色んな事がありました。
いいことも、嫌なことも。
この頃はまだ、それに向かっていくことなど、何も気づいていませんでした。




