一のやさしさ!守りたい笑顔
最近とても多くの方にこの作品を見ていただいてとてもうれしく思います。
先日初めて感想をいただいてとてもうれしかったです!!
皆さんも感想など書いてくれると日々の励みになりますのでよろしくお願いします。
「俺が月風に叶えてほしいことは、一緒に来てほしいところがあるんだ。そこに来てほしい。」
俺がそう告げると月風はきょとんとしながら答える。
「そんなことでいいの?」
「ああ。これが俺の一番の願いだ。」
「わかった!!いつ行くの?」
「場所は近くのショッピングモールで今週の土曜日だ。」
「わかった!!楽しみにしとくね!!」
…やはり彼女には笑顔が似合う。
俺は彼女の笑顔を見ながら思った。
7月1日土曜日
「ごめん。待った~?」
そういいながら小走りで寄ってくる月風
「いや、今来たところだ。」
「とりあえずこっちに来てくれ!」
俺は月風の手を引きながら言う。
「う、うん。」
わずかに頬を紅潮させた月風が付いてくる。
そして俺たちはフードコートにつく。
「一~。こっちだ。こっち!」
そう俺の声をかけてくるのは俺の由一の親友である清水 隆介だ。
「すまない。待たせたか?」
「んなこたんねーよ」
そう答える彼の声は楽しそうなものだった。
「柚木はもう来てるか?」
「ああ、もう座ってるぜ!」
「じゃあ、俺たちも良くか!案内してくれ。」
「おうよ!!」
「すまない。月風。少し付き合ってくれ。」
やはり困惑していた月風の手を再び取り隆介についていく。
「やっほ~一。その子が月風さんかな?」
柚木が俺にそう尋ねる。
「ああ、そうだよ」
「とりあえず、一人ずつ紹介するな月風」
「こいつは俺の唯一の親友で清水 隆介」
「よろしく!!」
満面の笑みでそう答える隆介
月風はまだ少し動揺しているが答える。
「月風 涼葉です。」
そういってお辞儀する。
「で、こいつが幼馴染の島崎 柚木だ。」
「よろしくね~」
「はい。よろしくお願いします。」
「月風さ、学校で少し避けられてて、俺しか話相手いなかっただろ?だから俺が一番信用している二人と仲良くなってほしいんだ。余計なお世話だったかな?」
俺は少し心配になりながらそう聞いた。
「余計なお世話なんて、、とんでもないです。とてもうれしいです!!このためにあんなに勉強をしていたの?」
その問いに柚木が答える。
「そうそう。一ったら涼葉ちゃんのためにほとんど寝ないで勉強したらしいからね。」
「バカっ。それを月風に言うなよ!」
こうして俺の親友と幼馴染が月風と仲良くなったのだった。
そうして夕方
「じゃあ、また今度遊ぼうね!!涼葉ちゃん!」
「もちろんだよ!!柚木ちゃん!!」
そういって、二人は別れる。
この一日で随分と仲良くなったようで安心した。
帰り道に月風はいう。
「ありがとうね。私のためにここまでしてくれて!!」
そういう彼女の笑顔をみて俺は思う。
この子のためなら何でもできてしまいそうだなと…………
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