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76話 エピローグ

「ただいま戻りました!マイレディ・マイベイビー!」


 にっこりと笑顔でヴァイス様が私たちのいる部屋の窓から颯爽と現れた。


「……なんでドアからじゃなくて窓から何ですか?旦那様?」


 紅茶を入れていたキースさんが引いた表情で窓から部屋に入って来たヴァイス様に問いかける。


「もちろん早く会いたいからに決まっているではありませんか!走ってきました!」


 と、赤ちゃんを抱きしめていた私を赤ちゃんと一緒に抱きしめた。


 あれから、私とヴァイス様の子どもは無事生まれ、ヴァイス様の国に戻った。私たちはいまヴァイス様の本国の立派なお屋敷で暮らしている。子どもは可愛い双子で男の子と女の子。男の子が緑の瞳の黒髪で女の子が赤い瞳の茶髪。二人ともそれぞれ両親の特徴をそれぞれ受け継いでくれた。


 私の国にいたマーサさんも、子も大きくなったし子供の就職先を考えると、働き先の多い国への移住も悪くないねと、マーサさんの家族と一緒に私たちについてきてくれた。


 今私用に用意された部屋には子ども達、マーサさん、キースさんがいてくれている。

 そこへ颯爽と仕事を終えたヴァイス様が来てくれた。……窓から。


「また馬車を置いてけぼりにして、走ってきたのですか、ちゃんと従者に連絡は……」


「今回はちゃんとしてきたので安心してください!そこの門にいた従者につたえておきました!」


「だーかーらー!!!現場に置いてけぼりにした方の従者に伝えなきゃ意味がないでしょう!?」


「きっといま伝令にいってくれているはずです!」


「いや、だからその二度手間をですね!?」


 キースさんとヴァイス様がもめて


「うえぇぐ、うぇっぐ」


 お昼寝していた双子が一斉にぐずり始めた。

 私が「よしよし」とあやしてもぐずぐずしてしまう。

 少し抱っこして歩いてきたほうがいいかもしれない。


「き、キース!?貴方が静かにしないから!?」


「私のせいですか!?」


 慌て始める二人。


「ほーら、これだから男は駄目なんですよ。私にまかせてください」


 そう言いながら私から双子を受け取ると、マーサさんがあやしてくれる。

 そうするとぐずっていた二人がまたすやすやと寝息をたてはじめた。


「……手慣れたものですね」

「流石は3児の母です」


 関心する、ヴァイス様とキースさん。私もマーサさんにありがとうございますとお礼を言うと、マーサさんがウィンクしてくれて、「久しぶりに旦那様が帰って来たのですから、可愛いお子様たちは私が面倒を見ますから、お二人で出かけてきたらどうですか?いくら可愛くてもずっと子供の面倒だと気がめいりますから、息抜きも大事ですよ」と笑ってくれた。


 私とヴァイス様は目を見合わせて一緒に笑う。


「それでは久しぶりにデートにでも行きますか。マイレディ」


「はい。よろしくお願いいたします。ヴァイス様」


 差し出してくれた手を握ると、そのまま引き寄せてくれて私を抱き上げてくれた。


「愛していますよ。愛しのシルヴィア」


 耳元でささやいて、笑ってくれて、私も耳元で「私も愛しています」とささやくと顔を赤らめて笑ってくれる。


 ヴァイス様に助けてもらってから、今までいろいろあったけれど、今こうして結婚して愛しい子どもたちまでもてた幸せをかみしめる。


 これからもきっと大変な事はあると思うけれど、それでもヴァイス様と一緒なら乗り越えられる。


 いつも私のためを思ってくれて、それでいていつも後ろから支えてくれる人。

 時々、暴走するときもあるけれど、それもまた可愛くて、愛おしい。


 ずっとずっと大切な人。

 そして大事な家族。


 お互い見つめあって、笑うと、ふわりと下から風圧を感じ、ヴァイス様のコートがたなびいて、ヴァイス様はそのまま窓から飛び降りた。


 どうか、このままいつまでも――みんなで幸せに暮らしていけますように。




~終わり~


★これでラストになります!! 最後までお付き合いありがとうございました!★


ポイント&ブックマーク本当にありがとうございました!!

シルヴィアさんとヴァイスさんのイチャイチャに最後までお付き合いいただき大感謝!

シルヴィアさんの洗脳から自分を取り戻す過程と、ヴァイスさんの戦闘狂は書いていてとても楽しかったです!

もし面白かったと感じていただけましたら最後に、ブックマークもしくは

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けるとすっごく嬉しいです!◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°

何卒何卒よろしくお願いいたしますっq(≧▽≦q)

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