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黄金の魔導書使い  -でも、騒動は来ないで欲しいー   作者: 志位斗 茂家波
夏も過ぎ去り、最後の学園生活で章
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281話

体調不良で撃沈。

別作品の掲載が出来ても、中々他に手が回しにくい状態であった‥‥‥が、なんとか載せたいので頑張った。

不定期投稿のはずだけど、それでもあまり間隔を開けたくないんだよね…‥‥

……たまに、前世とかの記憶でふと思い出すものがある。

 

 わかりやすいのは料理とか、当時のニュースとか、本などの知識であろうか。




「まぁ、こういった知識とかも領地経営時に扱えればいいなぁとは思うけれど、不味いものとかもあるよね」

「ええ、不味いものはあるの。例えばわかりやすいものだとマヨネーズがあるの」

「マヨネーズ?」

「あれはタマゴや酢で簡単にできると思いがちだけど、サルモネラ菌なども危険性もあって、そうそう簡単にやってはいけないものだったりするの」

「なるほど…‥‥意外な落とし穴があるんだな」


 


 グレイモ王国の王城にて、その庭の中でお茶をしながら、ルースとアルミアは談話していた。


 ルース同様に、アルミアもまた転生者であり、前世の記憶がある。


 ならば、その記憶を利用して、領地の発展に意か得ないかと考えたが、偏りがあったり正確性に問題があったので、本日ルースはその事で相談しに来たのである。



 別件で浮遊島のこともあるが、その利用方法を決定したうえで、念のために国王へ報告もしていた。


……会議に時間がかかるだろうが、そのぐらいの嫌がらせのような真似は良いだろう。押し付けようとして押しつけ返されたが、こういう面倒事をまた押し返すのもありだろう。


 いつもいつも、面倒ごとが来るからなぁ‥‥‥‥その押し付ける立場にもなってみたくもなるのだ。



 何にしても、将来の事を考える中で、前世の知識も活用しようとして、こうやって互いに意見を述べ合っているのだが…‥‥思った以上に、ずれが少々あった。


 そもそも転生した原因は色々ありそうだが、その転生した時期にもずれがあったようで、情報に差がある。


 当時流れていたニュースなどを思い出し、やって見たが‥‥‥‥どうもわずかにルースの方が後で転生したようであった。


 とはいえ、知識のずれなどがあってもさほど問題にはならない。


 補完し合い、正確性を高め、不味いものは互にしっかりと理解しあう。




「うーん、なかなか難しい会話が飛び交いますわね」

「姉様、無理に理解しなくても大丈夫なの!」


 首を傾げ、会話をにこやかに聞いていたらしいルルリアに対して、アルミアはそう答える。



「まぁ、将来的に発展するならどうするべきかって話で、まだ具体策と言う訳でもないからね。この話がきちんと動くとすれば、本格的に領地で働く時かな」

「その時が来るまで、理解し切らなくても良いのよね」


 ルースの言葉に、ルルリアはとりあえずそう結論付けたようであった。



「そうだ、ついでにもう一つ二人に相談したいことがあったな」

「ん?」

「なんなの?」


 ふと、そこでルースはある事を思い出した。


「いや、こういう領地でさ、色々やる予定はあるよね?その最中にルーレア皇妃が遊びに(戦闘に)来たら、かなり大変だなと思って…‥‥その予防策とか話せないかなとも思ってたんだった」

「‥‥‥あー」

「なるほどなの」


 その言葉に対して、理解した二人は苦笑いを浮かべた。




……モーガス帝国のルーレア皇妃。


 この目の前の王女たちの師でもあり、帝国の王女でもあるレリアの母であり、全身赤い鎧で包まれた戦闘教ともいえるような、ある意味地上最強の生物と言っても過言ではないだろう。


 帝国の皇妃という立場もあり、普通であればそう前に出ることは無さそうな物なのだが…‥‥あの人はとりあえず鍛えたり戦闘したりするのが好きらしく、時折来襲をかけて抜き打ちテストのごとく戦闘を挑んできたりするのだ。


 このグレイモ王国が友好関係にあるとは言え、王城に来て王女たちを鍛えたりするのはどうかと思うが…‥‥止められない災害のようなもので、どうしようもないのだ。


 帝国に抗議したくとも、皇帝自身が尻に敷かれているらしいので意味はないだろう。


 レリアに聞いてみても、あの母はもはや止められない人の皮を被った動く災害とも例えられたが…‥‥己の母を達観したような目で語った彼女の顔は、色々と悟ったようにしか見えなかった。



 とにもかくにも、卒業後の領地経営時に邪魔されそうな気もしなくはないので、その対策を立てておきたい。


 そう思って話を切り出したが‥‥‥‥王女たちにも、その対策方法は練る事が出来なかったようだ。



「実は、過去にわたくしたちも対策を施したのですわ」

「トリモチ、落とし穴などブービートラップ、その他諸々仕掛けてみたの。でも…‥‥」


「「お構いなしに進撃された‥‥‥‥」」


 ずーんっと暗く落ち込むルルリア、アルミアたち。


 しかもトラップを仕掛けたせいか、怒るどころかより一層楽しめそうとか言う謎理論を出され、当時の事はトラウマになったようだ。


「‥‥‥なんかごめん」


 トラウマを思い出させてしまったことに、ルースは責任を感じて謝るのであった………。










……一方で、グリモワール学園では今、エルゼたちはある事を行っていた。


「ふんふ~ん♪ふふん♪」

「んっ♪んっ♪」

 

 学園の調理室を借りて、彼女達は今、調理を行っていた。


「んー、中々いい味になったかもしれないわね」

「こっちも、それなりに出来たな」


 できてきた料理に対して、満足げにつぶやくエルゼとレリア。


 彼女達は今、将来的なルースとの結婚の後の事……できれば料理ぐらいはできていたほうが良いかもしれないという想いのもと、料理修行を隠れてやっていたのである。


 この事はルースには秘密にされており、結婚後に皆で協力して明かそうと協定を決めていたのであった。


 一応、こういった細かい作業は彼女達にとって楽勝だと思っていたが…‥‥




「ぬーっ、中々難しいアル」


 みじん切りにしたつもりが、何故か粉末状になった野菜を見てミュルはそう唸る。


―――――アレ?


 鍋の底が開き、漏れ出る謎の物体を見てバトは首をかしげる。



……一部では、どうやらまだまだ料理の腕は未発達のようであった。


 なお、リディアに至ってはこちらは料理をしたことはないが、貴族として情報取集・関係構築のために社交界の方に力を入れる事にしており、バルション学園長はとっくの前に料理に関して匙を投げたのであった。


「‥‥‥光魔法で加減できるから大丈夫よね?」





 ちなみに、女性陣‥‥ではなく、ペット枠のマロも意外な事に料理が得できるうえに、自身のだしを取って作ったものが一級品扱いされていたりもするが、それはまた別のお話。


【まさに身を削ってやっているのかのぅ?】

【ピギャ】

【あ、違ウの?単純にうまみ成分ヲ抽出しテいるだけ?】


……ただのコカトリスだったはずが、謎の進化を遂げていることに関してのツッコミは、皆放棄したのであった。

浮遊島の利用方法で会議を煮詰まらせる嫌がらせ。

とは言え、何時もルースが喰らう面倒ごとに比べれば些細な事であろう。

時間も進み、本格的な冬の到来と共に、卒業への道に向かっていく…‥‥

次回に続く!!


……あの手羽先でどうやって調理しているのか。ある意味謎である。

まぁ、某あの猫ロボの道具の持ち方とか、そういったものに近いのかもしれない。

……いや、そもそもマロよ、お前どこへ向かって成長しているんだ?黄金ブレス高速回転モフモフ球体コカトリスというぎっしり詰めに、更に詰め込むのか?人化予定はないが、それでも謎の進化をどんどん遂げているんだけど‥‥‥‥

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