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黄金の魔導書使い  -でも、騒動は来ないで欲しいー   作者: 志位斗 茂家波
夏も過ぎ去り、最後の学園生活で章
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277話

…‥‥ファフニールと呼ばれるモンスターが残していたらしい天空の島。


 現在、ルースたちはその島らしき場所の探索を行っていた。



「広さ的には、結構大きいが‥‥‥古城とかもファフニールサイズだな」

【確か人には化けれぬ類じゃったはずじゃからな‥‥‥しかし、このサイズの古城も悪くは無いのぅ】

【掘り進めば簡単そウだけど、ここ空だカら難しイね】

【ピッギャ!】


 いつもの巨大狐版タキに乗りつつ、ヴィーラがスコップを背中に構え、マロがコロコロと転がっている。


 古城内に入ったのは良いが、どこもかしこも巨大すぎて、巨人の城に迷い込んだような錯覚すら覚えるだろう。


「魔法とか精霊状態で、このサイズ差はどうにもならないとはいえ、なんか自分が小人のような気分になるな‥‥‥小さな妖精だったころのバトとか、こういう気分だったのかな?」


 いまでこそ人サイズの妖精女王バトだが、あの姿になる前は小さな妖精だった。


 彼女がかつて味わっていた感覚とはこういうものだったのかもと思いつつ、まずは古城内を巡り歩いていく。




【しかし、こうも巨大な城じゃと探索も一苦労じゃな‥‥‥‥地上とは気配も違うし、何か未知の生物がい手もおかしくないのぅ】

「タキ、それはシャレにならないからね?」


 独自の生態系が築かれていないことを祈るのみである。


 いつぞやか、フェイカーが巨大Gのようなモンスターを出していたことがあったし、あれのようなものがあってもおかしくはないので、慎重に探っていく。



「ん?」


 ある程度散策していた中で、ふと何かが散らばっているのが見えた。


 近くに寄って見れば、そこには見事な石像が幾つもあった。


「石像だらけだな‥‥‥」

【種類もバラバラじゃが、中々の芸術的なものが多いのぅ】


 様々なモンスターを模した石像なのか、どれもこれも統一されていない。


 けれども、まるで生きていたかのような脈動感にあふれ、芸術的だとも‥‥‥


「…‥‥まさかとは思うけど、そのファフニールが石にした生物とかじゃないよね?」

【流石にそれは無いじゃろ。あやつが吐くのは火のブレスじゃ】

【石像系は、確かゴルゴーンだッたかナ】

【ピッギャァス!!】


 ファフニール本人がやらかした者ではなく、きちんとした製法で作られた石像らしい。


 一応石化可能なモンスターもいるが、生ものが使われたわけではないようだ。


 あとマロ、そう言えばお前も石化のブレスが出来たね。いや、今は黄金にするブレスだったか。




 何にしても、石像がかなりあるが・・・・・よく見れば、そろっていないようで、それなりに共通した点があった。


「どれも翼や翅がついたものばかりだな」

【確かあのファフニールは空のお宝に関する物を収集していたからのぅ。空を自由にいけるものとして、モチーフとした石像なども収集したのかものぅ】


 大空に憧れて拗らせた人のようだが、それでもまだまともな方だったらしい。







 あちこち探索し、遂に地下のほうへルースたちは足を踏み入れる事にした。


 丁寧に地下への階段が設置されており、ここから島の内部へ潜入できるだろう。


「とは言え、行き過ぎると落下しそうだよね」

【そウだよネ。空に浮く島だシ、行き過ぎルと落下するノが目に見えテいるよ】


 防犯などのために何かしらのトラップがある可能性も考えられたので、警戒しつつルースたちは地下への階段を下りて行った。


 途中途中で壁に扉があり、各地下室へ繋がる物だと認識できる。


 それぞれの扉には鍵はかかっていないようだったので、少しづつ試しに開けて見れば…‥‥


「羽毛の山!?すっごいふわふわじゃん!!」

【でも多すぎるのじゃが!?あ、崩れた!?】

【雪じャないけど雪崩がァぁァぁ!!】




【ピギャ!?ピッギャァァァス!!】

「なにこれ、剥製?しかもコカトリスのものばかり…‥‥一部に亜種か」

【コカトリス系統のものじゃな‥‥‥】

【マロにトっては恐怖部屋カも】



【この部屋はどうじゃろうな…‥‥なんじゃこれぇ!?】

「え、どうしたのタキ」

【召喚主殿は見てはいけぬ!!これ、まだ早いのじゃ!!】

【…‥‥おおゥ、こレはちょっと不味イものダよ】

【ピギャァァス!!】



「この部屋は…‥‥なんだこれ、シャボン玉?」

【滅茶苦茶大量にあるのぅ】

【おっと、触れテも破裂なしカ】

【ピッギャァァァァァァァス!!】

「ああ!?マロがシャボンに取り込まれて飛んでいったぁぁぁぁ!!」





‥‥‥各扉の先にある多くの部屋で、何かしらのハプニングがありつつも、いよいよ会談の終点、地下室最後の部屋と思われる扉にルースたちはたどり着いた。


 残すはこの先にある部屋のみ。



「さてと、ここが最後の部屋だけど…‥‥ファフニールらしきモンスターは見なかったよね?」

【亡くなったと言われておるが、かなりの巨体の死骸がこうも見えぬのも変な話しじゃし……もしかすると、ここに亡骸がある可能性も考えられるのじゃ】

【念のたメに、鼻栓しタほうがいいカな?】


 腐敗臭なども現在は漂ってないが、開けた瞬間にぶわっと来られるのはやめて欲しい。


 いや、まだここにその亡骸があると決まったわけでもないし、存命している可能性も無きにしも非ずだ。



 万が一の戦闘にも備えて、魔導書(グリモワール)を顕現させ、扉を開いた。


 その先にあったのは‥‥‥‥





【グガォゥグ!?】


「【【…‥‥なにこれ】】」

【ピギャス?】


 大きなドラゴンのような死体が横たわっている中、その口元辺りでいくつかの小さな石像がひょこひょこと動き回っているという光景であった‥‥‥‥

巨大なドラゴンのような体のもとで、蠢く小さな石像たち。

何をしているのかはわからないが、何かをやらかしたような気配はする。

とりあえず、現場検証をしなければ…‥‥

次回に続く!!


‥‥‥今さらな話しだが、彼女達との探索だけど、この場にエルゼいないんだよね。

これ、帰宅した時に色々と大変そうな気がするのは作者だけだろうか?

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