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254話

マロ強化週間……かも。

タキとヴィーラがいない今、モフモフ要員としてマロを重視しないとね


……ウボバァァァァ、ウボバァァァァ‥


「‥‥‥まだ響いてくるな」

【ピギャコッケイス】


 鉱山の奥から鳴り響くその音に、ルースがそうつぶやくとマロは同意するようにうなずく。


 念のために魔導書(グリモワール)は顕現させており、何時でも戦闘態勢に入れるのだが‥‥‥その気配は無さそうだ。





 そのまま奥へ進むと、ふと、ある穴を見つけた。


「あれ?坑道の一部の壁が崩れて、通路となっているな‥‥‥音もここから聞こえる‥‥」


 自然にできたわけではなさそうだが、入って確認する価値はあるだろう。


 










 奥へ進むと薄暗くなり、明りを灯しつつ…‥‥たどり着いた空間で、ルースは感嘆の息を漏らした。


「うわぁ‥‥‥なにこれ、すごいな」

【ピギャァ……】


 そこにあったのは、一つの広い地下空間。


 だが、ただの地下空間ではなく、あちこちから水晶のような物体が点在して生えており、淡い光を放っていたのだ。


 その色は緑に青、赤などと様々であり、ふと思いついて明かりを消したところ、より幻想的な光景が広がっていたのである。



「何の鉱石かはわからないけれども、綺麗なところに出ちゃったねマロ」

【ピギャ、ピギャ】


 ルースの言葉に、マロは同意を示すようにうんうんと頷く。




 鉱山だった場所に、まさかこのような幻想的な光景が眠っているなどと誰が想像できただろうか。


 そしてもう一つ、ルースはある発見をした。



―――――ウボバァァァ……


「っ、やっぱりここからか?‥‥‥あの穴か」


 ここに来るまでの目印として、鳴っていた不気味な音。


 何かの声かと思いきや、足元のほうに小さく点在する穴から蒸気のような物が噴き出していたのだ。


 おそらくは笛と同じ原理で、その蒸気のような物が出るたびに音が出ていたのであろう。




「有毒ガスってわけでもないし……こりゃ単純に蒸気かな?となると・・・・・」


 ふと思い、辺りを探してみれば、まだ地下へ続く穴があった。


 精霊化状態となって、マロをそっと抱えて一緒に降りて見れば…‥‥そこには広々とした空間と先ほどと同様の幻想的な空間に加え‥‥‥



「やっぱり、温泉みたいなものが出ていたのか」


 そこに広がっていたのは、淡く発光するお湯。


 念のために魔法で色々と確認してみたが、人体には害がなさそうである。




 だがしかし、そこには何か別の生物も居た。



 大型犬ほどのサイズがある…‥‥蟻のようなモンスターである。


 おそらくは、坑道に開いていた不自然な穴を作った犯人だろうと推測できたのだが‥‥‥



【シャゴゲェェ・・・・・】

【ジャゲェェ・・・・・】


「‥‥‥ゆったり浸かっているな」


 まるでリラックスしているようにゆる~んと体を伸ばし、彼らの何体かは浸かっていた。


 時折奥の方から別の同種のモンスターが来て、ハイタッチを交わしたかと思うと交代した。


「一体、あのモンスターたちはなんだろうか?」

【ピギャァ?】


 こういうのは専門家に聞いてみなければ分からないだろう。


 とは言え、害をなすような存在にも見えず、ただゆっくりと地下に出来た温泉に浸かってリラックスしているようにしか見えないのである。




「とりあえず、サンプルとしてさっきの結晶の一部と、ここのお湯を持っていくか・・・・・」


 ルースたちには興味がないようで、襲ってこないのでそっと確認しながら採取し、ルースたちは地上へ戻るのであった。





……後に、この温泉の効能の一つにとある効果があり、蟻のモンスターではその効能が見られなかったが、人間に試すと確実に分かるはずだという事で、エルゼが全速力で向かおうとしたのは言うまでもない。


「ふぉぉぉぉぉ!!伝説の秘湯ともいえるものを見つけたのはすごいですわルース君!!」

「未来あるけれども、試す価値はあるの!!」


 

「アルミアまで走っていったけれども…‥‥大丈夫かな?」

「まぁ、私には不要だが、この件で一つ気になったことがあるぞ」

「なんだ?」

「効能の一つに、気分解放と言うのがあるのだが‥‥‥どうもちょっとばかり欲を解放するらしい」

「‥‥‥ということは?」

「あの二人が欲望を解放すると思う。アルミアの方はシスコン魂を爆裂させるが…‥‥エルゼの場合は」


「…‥‥ストップ二人とも!!特にエルゼぇぇぇっ!!」


 その可能性に気が付き、ルースも全力疾走で二人を追いかけるのであった。


 間にあったかどうかは…‥‥気にしない方が良いだろう。

とりあえず、鉱山の方は温泉などが見つかったために、ちょっと考えねばならぬようだ。

観光資源とするか、鉱石の資源の方にするか、迷いどころである。

と言うか、まだ領地はあるのだが‥‥‥もう不安しかない。

次回に続く!


忘れがちだったけれども、エルゼ、ストーカー気質所持。という事はつまり…‥‥

いや、考えないほうが幸せなのかもしれない。

まだまだ領内巡りは続くが、その前にちょっと閑話を入れるべきか、それともまだ次回に続けるべきか・・・・・

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